女性リーダーへの道(ロールモデル入門編)[17N0003]

科目名
Course Title
女性リーダーへの道(ロールモデル入門編)[17N0003]
Education Program for Female Leaders :Role-model Course(undergraduates)
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 全学共通科目 クラス 全学科
CCBM キャリアデザイン
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 木下 智博
学期 後期
曜日・時限・教室
火曜 9 10 共通講義棟2号館101室

受講条件・その他注意
 経済や金融の基礎知識は必要ありません。ゲスト講師にいろいろ質問してみたい方は大歓迎です。

授業の形態
講義

教科書・参考文献
 参考文献は授業で紹介。

評価方法・評価割合
小論文(レポート)==約60%。レポスト投函または電子メール送信によって提出。締切りは、卒業予定者が2月5日(月)午後17時、それ以外の学生が2月9日(金)午後17時とする予定。,その他==約40%。出席、質疑応答、コメント・カードなどを含む授業への積極的な参加を評価。

主題と目標
 外部講師によるご講演が中心です。
 経営・金融・公的機関・国際機関などの第一線で活躍中の方々をゲスト講師としてお招きし、それぞれの分野の仕事の内容や社会的な役割について具体的に学びます。ゲスト講師の多くは女性ですが、各講師のこれまでの職業経験やそこで培われた知見を「生の声」として直接に伺うことで、受講生の皆さんに、ご自身にとってのロールモデルを思い描き将来のキャリア展開を具体的に考えてもらうことが目標の科目です。

授業計画
 外部講師をお招きしたご講演が中心です。ゲスト講師の講演のない回は、担当教員がオリエンテーション、補足説明、まとめの授業を行います。担当教員の補足説明の授業では、ゲスト講師の業務内容を紹介するほか、講演内容に関連する情報や、背景にある環境変化、制度改革の動きなどを解説し、その合間に、経済政策関係で注目されるトピックスも挿入する予定です。

第1回 10月3日 オリエンテーション

第2回 10月10日 鴫谷 あゆみ 氏 東京ガス 執行役員CIS推進部長
 1988年に東工大院修了後、東京ガスに入社した「雇均法一期生」。お客様サービス部長を経て、2016年4月に生え抜き女性で初の執行役員に就任。同社のITプロジェクトを数多く手がけた後、社内の組織間連携を強化する業務改革検討プロジェクトを主導。2017年4月より現職。和装、お茶、日本舞踊など多彩な趣味をお持ち。

第3回 10月17日 担当教員の授業:「企業財務の見方」

第4回 10月24日 武田 洋子 氏 三菱総合研究所 政策・経済研究センター副センター長 チーフエコノミスト
 米国ジョージタウン大学公共政策大学院修士課程修了。1994年に日本銀行入行、海外経済や金融市場など分析担当を経て、2009年に三菱総合研究所へ転籍。2012年より同社チーフエコノミストとして経済分析を主導するかたわら、国の財政制度審議会や働き方改革実現会議などのメンバーとしても活躍。

第5回 10月31日 櫻田 謙悟 氏 SOMPOホールディングス グループCEO代表取締役社長
 1978年に早大商学部ご卒業後、SOMPOホールディングス社前身の安田火災海上保険入社。アジア開銀に出向後、2000年に同社統合企画部長、2002年に損害保険ジャパン経営企画部長など経営中枢の要職を歴任。2007年に同社取締役、2010年に代表取締役社長に就任の後、合併を経て2016年より現職。経済同友会でも人材育成戦略やダイバーシティがもたらす生産性革新を提言。

第6回 11月7日 本 昌子 氏 NTTドコモ 人事部ダイバーシティ推進室長
 1990年に入社した日本電信電話(株)から1992年にNTTドコモが分社。サービス開発部、モバイルコンピューティングビジネス部でアプリ開発などを幅広く経験した後、神奈川支店の法人SEとして現場を経験。本社のシステムサービス部、ソリューションビジネス部を経て、2014年に現職に着任し「Win-d活動」を展開。

第7回 11月14日 担当教員の授業:「経済成長とは何か」

第8回 11月28日 担当教員の授業:「コーポレート・ガバナンス」

第9回 12月5日 国際シンポジウム:グローバルリーダーシップ研究所のカレン・シャイア特別招聘教授の企画

第10回 12月12日 担当教員の授業:「ニッポンの職場と働き方改革」

第11回 12月19日 岡嵜 久実子 氏 キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹
 1984年に東京外大中国語学科卒業後、日本銀行に入行され、中国の経済・金融の専門家として活躍。日銀の香港事務所次長、国際局企画役などを歴任されたほか、外務省出向、米国ランド研究所フェロー、中国人民銀行派遣など多彩な経験を積む。2016年より現職。

第12回 12月26日 担当教員の授業:課題レポートの作成要領など

第13回 1月9日 定塚 由美子 氏 厚生労働省 社会・援護局長
 1984年に労働省(現在の厚生労働省の前身)に入省。2004年内閣府男女共同参画局推進課長、2012年厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課長、2014年内閣官房内閣審議官(女性活躍促進・ワークライフバランス等担当)を歴任され、日本の男女共同参画社会づくりのリーダー。

第14回 1月16日 担当教員の授業:「お金と経済政策」

第15回 1月23日 担当教員による全体のまとめ
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 ご参考まで、2014〜2016年度のゲスト講師(敬称略)は、以下のとおりでした。肩書き、所属等はご講演当時のものです。

【2016年度】
今井 純子 NHK解説委員
 「時事公論」「くらし☆解説」などでおなじみのNHK解説委員で、経済・消費者政策を担当。消費生活アドバイザーやファイナンシャルプランナーの資格をお持ちで2児の母。生活者の視点から経済を噛みくだいた解説が好評。

鈴木 麻子 本田技研工業 執行役員 日本本部営業企画部長
 アジアやアフリカの経済発展への貢献を希望し入社したホンダで、タイやマレーシア、ベトナムに赴任しアジア事業拡大をリード。2014年〜2016年に中国合弁会社トップを務め、2月に同社初の女性役員に就任し国内販売を指揮。

最勝寺 奈苗 KDDI 理事 コーポレート総括本部経営管理本部 副本部長
 総合職転換、育児休業取得などKDDI「女性初」の道を切り開きながら、財務・経理、経営管理の職務でご活躍。2014年に女性初の役員就任。AUブランドで知られるKDDIはダイバーシティ推進に注力する有力「なでしこ銘柄」。

内山 雪絵 MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス 監査部 部長
 三井住友海上、あいおい損保、ニッセイ同和損保の大手損害保険3社が経営統合された持株会社の内部監査チームを率いる。「アクチュアリー」や公認内部監査人の資格を有する保険数理、リスク管理のプロフェッショナル。

岡村 和美 消費者庁長官
 日米両国で弁護士資格。外資系金融モルガン・スタンレー日本法人の法務部勤務を経て、2000年に任官され検察庁や法務省、金融庁など官民双方でご活躍。2014年7月から法務省人権擁護局長の重責を担い2016年8月に現職就任。

西原 里江 JPモルガン証券 エグゼクティブ ディレクター 市場調査本部 株式調査部 シニアアナリスト
 日本銀行の金融機構局や国際局、ロンドン事務所などでの勤務を経て、2012年〜2016年にみずほ証券エクイティ調査部の金融チームヘッドとして活躍。2016年5月にJPモルガン証券に転籍。アナリスト・ランキング上位者の常連。

本田 桂子 多数国間投資保証機関(MIGA)長官
 本学卒業生。マッキンゼー&カンパニーのアジア部門で初の女性シニア・パートナーとしてご活躍の後、2013年に、米国ワシントンの世界銀行グループで海外直接投資を保証する国際機関であるMIGAの長官に就任。

【2015年度】
青木勢津子 参議院 憲法審査会事務局 次長
 国の最高意思決定機関である立法府・国会。その「良識の府」での審議、判断、決定を裏方としてしっかりと支えている事務局組織のリーダー。

大田弘子 政策研究大学院大学教授
 2006年〜2008年に安倍・福田両内閣で経済財政政策担当大臣を務められ、公共経済学の理論的裏付けを伴う経済政策を推進。現在も、日本経済の成長力を高める規制改革のリーダー。

柳沢香枝 (独) 国際協力機構(JICA)理事
 JICAのアフリカ部審議役、東・中央アジア部長、国連開発計画のディレクターなどを歴任され、世界を股にかけて活躍してこられた開発援助の第一人者。国際緊急援助隊、初の女性事務局長。

大石佳能子 潟<fィヴァ代表取締役
 マッキンゼー&カンパニー(日本、米国) のパートナーを経て、2000年に医療機関経営の変革を目指す潟<fィヴァを設立。企業経営や起業につき深いご見識をお持ちで、江崎グリコなど数社の社外取締役も兼務。

工藤禎子 三井住友銀行 執行役員 成長産業クラスターユニット長
 メガバンク初の女性役員。日本の金融界でプロジェクトファイナンス、ストラクチャードファイナンスを育てて来られた生みの親で、世界屈指のバンカー。

武川恵子 内閣府 男女共同参画局長
 女性がますます元気に活躍できるための制度設計、環境づくりの政策を、政府の中で強力に推進するリーダー。

光畑由佳 モーハウス代表取締役、NPO法人子連れスタイル推進協会 代表理事
 お茶の水女子大学被服学科のご卒業。潟pルコでの美術企画、建築関係の編集者をされた後、「産後の新しいライフスタイル」を可能とする事業を立上げ。多様な生き方、育て方、働き方を提唱。

【2014年度】
片田江舞子 東大エッジキャピタル・パートナー 
 1998年お茶大理学部卒。創薬の世界に革命を起こす技術を見出して時価総額1,600億円のバイオベンチャーを起業から上場まで導いたベンチャー・キャピタリスト。2014年度の日経 Woman of the year 準大賞。

平野未来 シナモン社CEO(最高経営責任者)
 2006年お茶大理学部卒。シンガポール、ベトナムなどでIT会社を運営。2014年度の日経が選ぶ「若き40人の異才」に選出。

川村隆 日立製作所相談役(前・社長、会長) 
 リーマンショックで未曾有の大幅赤字に転落した日立を再建するために、関連会社から復帰して社長に就任。短期間での驚異的な復活を成し遂げた。前・経団連副会長。

中空麻奈 BNPパリバ証券 投資調査本部長
 わが国金融界屈指のクレジット・アナリスト。国際金融情勢を踏まえた内外金融機関の信用評価には定評がある。

星野朝子 日産自動車 常務執行役員
 マーケティング・サイエンスを駆使して、需要予測を行う市場調査のプロ。調査会社から日産に転身し、市場情報統括本部を率いている。ゴーン社長の右腕。

村上由美子 OECD(経済協力開発機構) 東京センター所長 
 OECDのアジア地域の活動を管轄。2013年に就任する前は、国連、外資系金融機関など海外で多彩なキャリアを築いた。一男二女の母でもある。

学生へのメッセージ
 講師陣は、第一線で活躍中の方々をお招きする予定です。これまでご登壇いただいたゲスト講師の多くは、それぞれのご経験を振り返り「将来の人生設計はこれだ決め打ちすべきものでなく、柔軟かつ複線的な選択ができる偶然を楽しむべきだ」とアドバイスしておられます。こうした講師陣が皆さんの間近で語りかけてくださる機会や、お人柄、お考えに直に触れる体験は、社会に出てからは滅多になく、お茶大にいなければ実現しないチャンスです。過去の受講生の間でも、極めて好評でした。学生の皆さんがこれから様々な選択をしていくうえで、ぜひ受講されることをお勧めします。

学生の問い合わせ先
 研究室は文教1号館101-5室(電話03-5978-5792)です。大学のメールアドレスは、kinoshita.tomohiroアットマークocha.ac.jpです(「アットマーク」に@を入れてください)。