生命と環境23 海洋環境と生物多様性(実習)[21A2029]

科目名
Course Title
生命と環境23 海洋環境と生物多様性(実習)[21A2029]
Marine environment and biodiversity
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 文理融合リベラルアーツ クラス 三菱UFJ環境財団寄附講義
CCBM キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 清本 正人
嶌田 智
学期 前集中

受講条件・その他注意
○受講定員は10名(希望者が多い場合は抽選となります)

○4月のガイダンスに必ず出席すること(moodleなどの日程の案内に注意)。

○8月前半に大塚キャンパスでの実習、8月後半に湾岸生物教育研究センター(千葉県館山市)での宿泊実習(3泊4日)が行われる。

◎実習を受けた次の年に予定されれいる一般市民を対象にした公開イベントでの協力が期待されている。

授業の形態
実習・実技,対面授業のみ

教科書・参考文献
資料プリントはガイダンスや初回の授業で配布する。

参考書:
海岸動物の生態学入門 日本ベントス学会編 海文堂出版
藻類 生命進化と地球環境を支えてきた奇妙な生き物 ルース・カッシンガー 築地書館
海洋プラスチックごみ問題の真実 磯辺篤彦 化学同人

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=40%,発表=40%,授業への参加態度=20%

主題と目標
安定しているはずの海の環境も人間の活動により大きな影響を受けている。海の環境の体験的な理解をもとに、人間の活動が及ぼす海への影響を考える。環境問題について、生物科学的な側面も踏まえ、より深く正確に考察することを目指す。

授業計画
8月中の1日 大塚キャンパス 
・海の生物の多様性と生態学
 海の動植物の分類や生態系の成り立ち、環境変化の影響を概説し、環境問題を意識して実習に取り組む準備とする。
・海水の科学
 地球上のあらゆるものを含む状態の安定した海水のユニークな特徴、微量成分、二酸化炭素による酸性化について実験する。

8月中の3泊4日 湾岸生物教育研究センター(千葉県館山市) 
1日目
大学集合 バスでセンターへ移動
・海産動物の発生と生殖、海の生き物の生活環の特徴
 ウニやサンゴの発生の実験を通して、プランクトンの幼生から成体へと成長する海産動物の繁殖の特徴を理解する。

2日目
・干潮時の海岸(潮間帯)での生物の観察採集
 海の環境の中で、数億年の進化の歴史をふまえた海産生物の多様性を自らの目と手を使って確かめる。
・ボートを使った採集観察
 沖合でプランクトンや底生生物を採集する。また、水中ドローンを使って、数mから数十mの海底の様子を観察する。
・動物を使った形態や行動の比較観察
 採集した生物や飼育下の動物を使って、顕微鏡等も使いながら、多様な形態や特徴のある行動などを比較観察する。

3日目
・海洋生物への物理的・化学的インパクト
 海洋汚染や、紫外線、酸性化など、物理的・化学的な影響を、海産動物の発生を利用した実験系を使って実習する。
・海の植物(海藻、海草、植物プランクトン)の多様性
 海の生態系を支える植物の多様性について、そのカラフルな色のもとになる色素や押し葉標本といった親しみやすい切り口で学ぶ。

4日目
学習内容の発表、片付け
バスで大学へ移動

時間外学習
参考書の他にも、海の動植物や環境問題については多くの書籍、インターネットの紹介サイトがあります。興味や疑問について課題を設定し、そのことについて調べ込んでみましょう。

学生へのメッセージ
普段の生活では体験できないような実習内容を用意しています。海の環境を入り口に、今後の私たちの生活や社会のあるべき姿を一度考えてみる機会になればと期待しています。
この実習の後で、海の生物や環境についての、一般市民向けの公開イベントが実施されます。この実習で学んだことを参加者へ伝える形で協力していただけることを期待しています。

学生の問い合わせ先
実習内容全般については、湾岸センターの清本まで。
kiyomoto.masato@ocha.ac.jp