倫理学演習A[22B0160]

科目名
Course Title
倫理学演習A[22B0160]
Seminar: Ethics A
科目区分・科目種 哲学・倫理学・美術史コース クラス 哲学・倫理学・美術史コース
CCBM キャリアデザイン  
単位数 4.0単位 履修年次 24

担当教員 宮下 聡子
学期 通年
曜日・時限・教室
金曜 7 8 共通講義棟1号館403室

授業の形態
演習,対面授業のみ

教科書・参考文献
教科書
(英訳)C. G. Jung, Aniela Jaffé (ed.), Richard and Clara Winston (trans.), Memories, Dreams, Reflections by C. G. Jung, Vintage, 1989.

参考文献
(ドイツ語原典)C. G. Jung, Aniela Jaffé (hrsg.), Erinnerungen, Träume, Gedanken von C. G. Jung, Walter-Verlag, Sonderausgabe 12. Aufl. 2001.
(日本語訳)ヤッフェ編(河合隼雄ほか訳)『ユング自伝――思い出・夢・思想』1・2、みすず書房、1972・1973年。
林道義『図説 ユング 自己実現と救いの心理学』河出書房新社、1998年。

ALHの課題図書
バーバラ・ハナー(後藤佳珠・鳥山平三訳)『評伝ユング』T、人文書院、1987年。

※英訳、ドイツ語原典、日本語訳いずれについても、また、ALHの課題図書についても、講読する部分のコピーを用意します。
※資料はMoodleに掲載します。

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
発表=40%,授業への参加態度=40%,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=20%

主題と目標
スイスの精神科医C・G・ユングは、幼くして人間の悪に強い関心を持ち、長じて人間の本性には悪がそなわっていると確信するようになりました。生涯悪の問題に関心を寄せ、倫理学にも貢献したユングの自伝(英訳)を精読することで、彼の倫理思想の源泉をたどります。自伝の中でもとりわけ夢や幻をはじめとするイメージの生彩ある記述の宝庫である、誕生から幼年期までを扱います。どの一語もゆるがせにせず、丹念に読み込みます。文法や構文も確認しながら読み進めますので、英語の読解力に磨きをかける機会にもなります。日本語訳との比較対照や、ドイツ語原典の参照も必要に応じて行います。ドイツ語のできる方はその力を発揮してください。

授業計画
第1回 授業の概要・履修上の注意事項・テクストについての説明、ユングの生涯と思想についての講義、分担の決定。
※履修を考えている方は必ず出席してください。
第2回〜第12回 3ページ1行目〜16ページ27行目講読
※発表担当者の発表をもとに全員で討論し、テクストの理解を深めていきます。
第13回 バーバラ・ハナー(後藤佳珠・鳥山平三訳)『評伝ユング』T、人文書院、1987年、23ページ〜37ページ10行目を読み、レポートを作成する(ALH@)
第14回 ALH@の成果を発表する
第15回 分担の箇所について、授業を踏まえて訳文や解釈等を見直し、必要に応じて修正した更新版レジュメを作成し、皆で共有する(ALHA)
第16回〜第27回 16ページ28行目〜30ページ11行目講読
※発表担当者の発表をもとに全員で討論し、テクストの理解を深めていきます。
第28回 バーバラ・ハナーの前掲書の37ページ11行目〜61ページ16行目を読み、レポートを作成する(ALHB)
第29回 ALHBの成果を発表する
第30回 分担の箇所について、授業を踏まえて訳文や解釈等を見直し、必要に応じて修正した更新版レジュメを作成し、皆で共有する(ALHC)

時間外学習
各回の発表担当者は全訳を作り、文法や構文についても説明できるようにし、用語や概念についても調べ、当日討論を主導できるよう準備する。
参加者は、各回でとり上げるテクストに目を通し、自分なりの訳を作って臨む。
事後は、全員、討論を踏まえて自らの訳文と解釈をよく見直す。

学生へのメッセージ
自伝というジャンルの文献を精読することの醍醐味を知ってください。
自伝といってもユングの自伝は晩年になって内界の出来事を回想した独特のものですので、一層味わい深いと思います。
第1回で授業の概要・履修上の注意事項をお話しし、分担も決めますので、履修を考えている方は必ず出席してください。

学生の問い合わせ先
miyashita.satoko@ocha.ac.jp