東洋美術史AU[22B0207]

科目名
Course Title
東洋美術史AU[22B0207]
History of Asian Art AU
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 哲学・倫理学・美術史コース クラス 哲学・倫理学・美術史コース
カラーコード キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 24

担当教員 池田 芙美
学期 前期
曜日・時限・教室
月曜 3 4 共通講義棟1号館304室

受講条件・その他注意
美術館での見学授業を2回実施します(土曜日または日曜日に行います)。実施時期については、展覧会の開催状況などにより、シラバスで示した週とは異なる場合があります。見学先および集合場所については授業中に説明します。展覧会の観覧料および往復の交通費は自己負担となります。当日参加できない場合には、別日に個人で見学に行っていただきます。いずれの場合も、後日、リアクションペーパーを提出していただきます。ただし、今後の状況によっては、オンラインでの展覧会紹介に変更になる可能性があります。

授業の形態
講義,対面授業のみ

教科書・参考文献
毎回プリントを配布します。参考文献は授業内で提示します。

ALH区分
通常授業として実施(11・12限等)

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=60%,授業への参加態度=30%:各授業の最後に記載するリアクションペーパーおよび受講態度,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=10%

主題と目標
日本の画壇で活躍をした絵師たちのもとからは、師と肩を並べるほどの才能を持った弟子たちが数多く育ちました。弟子たちは師の画風を学びつつ、独自の方向性を模索し、師とは違う新たな個性を発揮しました。また、直接の師弟関係はなくとも、過去の巨匠たちに私淑し、伝統を踏まえた、革新的な作品を生み出した絵師も少なくありません。この授業では、とくに江戸時代から明治時代の美術に焦点を当て、様々な師弟関係から作品を概観し、その意義について説明できるようになることを目的とします。

授業計画
第1回
はじめに
第2回
狩野派一変――狩野探幽VS久隅守景
第3回
永徳の意思を受け継ぐ者たち――狩野山楽VS狩野山雪
第4回
写生と奇想――円山応挙VS長沢芦雪
第5回
異端と狂気――高田敬輔VS曾我蕭白
第6回
八宗兼学――谷文晁VS渡辺崋山
第7回
江戸の琳派――酒井抱一VS鈴木其一
第8回
見学授業(ALH) ※状況によっては、オンラインの展覧会紹介に変更
第9回
錦絵誕生――鈴木春信VS司馬江漢
第10回
真に迫る役者絵と風景画――勝川春章VS葛飾北斎
第11回
見学授業(ALH) ※状況によっては、オンラインの展覧会紹介に変更
第12回
絵も漆も天下一品――小川破笠VS柴田是真
第13回
江戸を慕う――水野年方VS鏑木清方
第14回
奇才と画鬼――歌川国芳VS河鍋暁斎

時間外学習
次回の講義で取り扱う内容について基本情報を確認し、時代背景を理解しておいて下さい。事後学習として、授業内で提示される参考文献に、次回の授業までに目を通しておいて下さい。

学生へのメッセージ
基本的事項から説明しますので、美術史の学生以外でも受講には問題ありません。見学授業では、観覧後に意見交換の時間をもうけますので、書籍などでは分からない、実作品の持つ魅力と特徴について、自分自身の感想を持つように心がけて下さい。

学生の問い合わせ先
ikeda.fumi@ocha.ac.jp