東洋美術史BU[22B0210]

科目名
Course Title
東洋美術史BU[22B0210]
History of Asian Art BU
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 哲学・倫理学・美術史コース クラス 哲学・倫理学・美術史コース
カラーコード キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 24

担当教員 吉田 典代
学期 後期
曜日・時限・教室
水曜 5 6 共通講義棟1号館204室

授業の形態
講義

教科書・参考文献
授業で配布するプリントに、図版の出典と参考文献を示します。

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
期末試験=70%,授業への参加態度=10%,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=20%

主題と目標
キリスト教美術では様々な象徴物が用いられ、人物や場面が同定されます。仏教美術においても、面・臂(腕)の数、印相(手のしぐさ)、持物、台座などにより、ほとけの判別が行われます。この授業では、如来(仏陀)・菩薩・明王・天(インドの神々)の各ジャンルの中から、造形される機会の多い代表的な尊格を取り上げ、図像の特徴と、そのほとけの属性や役割を解説します。仏教美術に関する基礎知識を身に付け、初めて目にする仏像の尊格や役割を識別できるようになることが第一の目標です。
日本の仏像仏画を中心に扱いますが、源流となったインドの作品や、東南アジア〜東アジアの作品も視野に入れながら、日本の仏教美術の特質を浮き彫りにしたいと思います。複数の事例の比較検討を通じて共通点や相違点を分析し、対象となる事例の特質を把握する力を身に付けるのが第二の目標です。

授業計画
第1回 仏教の発生と展開
第2回 釈迦如来
第3回 阿弥陀如来
第4回 薬師如来、盧舎那仏、大日如来、弥勒如来
第5回 弥勒菩薩、観音菩薩
第6回 変化観音
第7回 文殊菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩、虚空蔵菩薩
第8回 ALH(展覧会の見学、日程は各自の都合に合わせてよい)
第9回 不動明王、五大明王
第10回 孔雀明王、愛染明王、大元帥明王
第11回 金剛力士、梵天、帝釈天
第12回 四天王、毘沙門天
第13回 吉祥天、弁才天、訶梨帝母
第14回 大黒天、歓喜天、閻魔王
第15回 まとめ(試験)

時間外学習
毎回、プリントは前日までにMoodleに掲示しますので、各自で印刷し、よく目を通しておいてください。
授業が終わったら、すぐにノートをまとめ、わからない所を明確にしておきましょう。

学生へのメッセージ
ALHでは、展覧会や寺院を見学してレポートを提出してもらう予定です。対象物を観察し、記述するという行為は、美術史の基本です。授業で学んだことを活かせる体験をしましょう。


学生の問い合わせ先
質問は、お茶大メールで受け付けます。メールアドレスは、初回の授業時に案内します。対面授業が可能になれば、教室でも授業時間の前後に受け付けます。