美術史学特殊講義T[22B0215]

科目名
Course Title
美術史学特殊講義T[22B0215]
Advanced Lectures in the History of Art T
科目区分・科目種 哲学・倫理学・美術史コース クラス 哲学・倫理学・美術史コース
カラーコード キャリアデザイン  
単位数 4.0単位 履修年次 24

担当教員 天野 知香
学期 通年
曜日・時限・教室
火曜 5 6 共3-104【2講】

授業の形態
講義

教科書・参考文献
授業中に適宜紹介する

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=90パーセント,授業への参加態度=10パーセント,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=レポートに反映させる。

主題と目標
西洋を中心に近・現代の視覚表象をめぐる諸問題を取り上げ、多様な視点から考察する。社会と「芸術」の位相や機能、表象をめぐる制度や受容のあり方、あるいは時代や社会の視覚性や、表象と空間、身体、装飾、「他者」や暴力など、さまざまな問題をジェンダーやポストコロニアリズムなどの視点を含め、多数の具体的な事例を通じて考察し、各自が作品を多様な視点から実証的論理的に分析する力を養う。

授業計画
欧米を中心とした近代美術の諸問題を最新の研究動向を参照し、美術史におかける歴史観や語りの問題、分析の視点、ジェンダーや「他者」表象、同時代の受容、美術を取り巻く制度や、時代や社会の状況などに目配りしながら、作品の具体的な分析を通じて多様な論点に触れてゆく。その年もしくはその学期のテーマや時代を設定し、それに沿って作例をスライドで提示し、背景や問題をまとめながら論じる。授業テーマは第一回の授業の折に紹介する。
前期後期の各第14回、第15回(ALH) 学生が自主的に美術館等で作品に触れ、文献を通して理解を深め、各自のテーマで自主研究を行いレポートに反映させる。

時間外学習
日頃から美術館などで作品に触れ、授業に関連する文献を通して知識や関心を養うこと。

学生へのメッセージ
講義形式ですが質問は歓迎します。授業内容を理解するためには受け身なだけではなく、自ら調べ、考える姿勢が必要です。考えながらノートを取り、疑問に思ったことは質問してください。