西洋史概説[22B0306]

科目名
Course Title
西洋史概説[22B0306]
Introductory Survey of European History
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 比較歴史学コース クラス 比較歴史学コース
CCBM キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 新井 由紀夫
安成 英樹
学期 前期
曜日・時限・教室
金曜 5 6 共通講義棟1号館304室

受講条件・その他注意
特になし。授業形態の最新情報については、ムードルのコースを参照すること。

授業の形態
講義,対面授業のみ

教科書・参考文献
教科書はとくに定めない。参考図書は授業中に適宜提示していくが、ロンドンについては、ヒュー・クラウト編(青木道彦 [ほか] 訳)『ロンドン歴史地図』(東京書籍 1997年)、蛭川久康 [ほか] 編『ロンドン事典』(大修館書店 2002年)。

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
期末試験=70%,授業への参加態度=10%(コメントシートを毎回提出してもらい授業内容に生かす),ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=20%

主題と目標
この授業では、古代から近代にかけての西洋の歴史を、ロンドンとパリというふたつの都市社会を題材として読み解いていこうとするものである。新井がロンドンを中心にして、また安成がパリを中心にして、それぞれの都市社会の特徴について、基本的には時代を追って順に論じてゆく。したがって受講者は、ロンドンとパリというふたつの都市を通じて、西洋社会の通史を理解することができる。中世から近代にかけてヨーロッパにおける都市とはどういう存在であったのか、そこに住まう人々はいかなる生活を送っていたのか、またそれは現代の都市生活とはどのように異なるのか、またそれがどのように「近代化」するのか、といったさまざまな問題を考えるなかで自分なりの答えを見いだしてもらえることが目的である。そのために映像や図像資料を用いて、歴史的イメージを具体的につかめる授業にしたい。

授業計画
第1回
第1回をALHとして実施する(ALH1回目)。
「パリあるいはロンドンのどちらかを選んで歴史ツアーの企画書を600字程度で作成し、4月21日17時までにムードルに提出すること。」それぞれの授業内でフィードバックする。
第2回
イントロダクション(新井・安成)(4月22日、対面授業初回)
  ロンドンとパリ・・・・映像による紹介
第3回
パリの歴史(1)(安成)
 都市とは何か(歴史的文化的考察)、パリの起源、ローマ植民市としてのパリ、キリスト教の伝播
第4回
パリの歴史(2)(安成)
 中世前半のパリ・・・・城壁の建設、パリ市政府の形成、ノートルダムとサントシャペル
第5回
パリの歴史(3)(安成)
 中世後半のパリ・・・・百年戦争、中世都市の生活世界(水、住居、祝祭)
第6回
パリの歴史(4)(安成)
 近世のパリ・・・・宗教戦争から絶対王政へ、城壁の変遷
第7回
パリの歴史(5)(安成)
 近世パリの民衆生活、犯罪、カフェの誕生と食生活、公共圏の成立
第8回
パリの歴史(6)(安成)
 革命から19世紀のパリ・・・・政治動乱と都市構造、オスマンのパリ大改造
第9回
ロンドンの歴史(1)(新井)
 ローマ帝国属州ブリタニアの首都ロンディニウム・・・・帝国と道のコミュニケーション
第10回
ロンドンの歴史(2)(新井)
 中世という時代(6〜15世紀)・・・・橋と教会のロンドン
第11回
ロンドンの歴史(3)(新井)
 テューダー期のロンドンとロンドン大火(16/17世紀)・・・・シティ再建
第12回
ロンドンの歴史(4)(新井)
 テムズ川と運河と産業革命(18世紀)・・・・広場と18世紀ロンドン裏社会
第13回
ロンドンの歴史(5)(新井)
 ヴィクトリア朝のロンドン(19世紀)・・・・産業革命がもたらした大都市の光と闇
第14回
第14回をALHとして実施する(ALH2回目)
「総括シンポジウムのテーマについて、またシンポジウムで個別もしくは2人の教員に聞いてみたい質問について、7月15日17時までにムードルに提出すること。」提出してもらったテーマ・質問について、シンポジウムでフィードバックする。
 
第15回
総括シンポジウム(新井・安成)
 パリとロンドンの差異と同質性
 学生との質疑応答

時間外学習
授業の最初に、参考文献リストを配布し、また授業中でも随時参考文献を提示するので、是非興味を持って、それらの図書を読んでほしい。授業で触れられなかった部分への理解が広がると共に、授業で示したものとは違う観点から考えることも可能になるはずである。

学生へのメッセージ
授業で語れる部分はほんの一部に過ぎない。最終授業を、新井と安成が質問に答えながら皆で双方向的に考えるシンポジウム形式で行う予定だが、随時、質問は大いに歓迎する。

学生の問い合わせ先
arai.yukio@ocha.ac.jp オフィスアワーは、原則として金曜日の昼休み時間。メールで事前に連絡することがのぞましい。
yasunari.hideki@ocha.ac.jp