フランス史[22B0360]

科目名
Course Title
フランス史[22B0360]
Advanced Lectures in French History
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 比較歴史学コース クラス 比較歴史学コース
CCBM キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 24

担当教員 清水 領
学期 後期
曜日・時限・教室
火曜 5 6 共通講義棟1号館302室

受講条件・その他注意
特になし。比較歴史学コースの学生は勿論、他コース、他学部生の受講も歓迎する。

授業の形態
講義,一部対面授業あり,実施方法検討中

教科書・参考文献
・教科書は使用しません

・参考文献(一部)
福井憲彦編『世界各国史12 フランス史』(山川出版社、2001年)
柴田三千雄・樺山紘一・福井憲彦編『世界歴史大系 フランス史2』(山川出版社、1996年)
中野隆生・加藤玄(編)『フランスの歴史を知るための50章』(明石書店、2020年)

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
授業への参加態度=40%(授業出席、リアクション・ペーパー、課題),ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=60%(二回の小レポート提出)

主題と目標
 この授業のテーマは、近代フランスの宗教制度と社会の歴史です。特に18世紀後半から20世紀初頭までの間に、フランスの宗教を取り巻く状況が変化して、社会が「脱宗教化」「世俗化」していく変化を扱います。
中世以来フランスの国教だったカトリックは、啓蒙思想の中で教会としての権力を否定されていきます。近代では国家による宗教管理の体制がつくられていき、その後の1905年の政教分離法では政府と宗教が互いに分離することが決定的になります。このような宗教体制の変化の下で、社会の様々な場面にある宗教的な慣習が変化していき、それまで社会の中心であった宗教の領域がだんだんと縮小されていきます。同時に社会全体が工業化していくなかで「科学」という概念が重要性を増していき、宗教との対立が進んでいきます。授業の中盤では、ユダヤ教というフランスの中の宗教的マイノリティをとおして、「フランスの原理」がどのようにマイノリティ社会に浸透していったのかを説明します。


授業目標
1.近代フランスにおける宗教と社会の関係について、歴史的な出来事と変化を理解すること。
2.上記の歴史をとおして、西洋社会における「宗教」や「科学」という概念を考察し説明できるようになること。

授業計画
第1回
授業のガイダンス
第2回
啓蒙思想の発展とキリスト教宗教体制への批判
第3回
フランス革命と非キリスト教化運動
第4回
理神論と無神論、諸宗教の共存
第5回
国家による宗教管理体制
第6回
フランスにおけるユダヤ人解放
第7回
ALH 歴史画を読み解く「ナポレオンの戴冠」
第8回
工業化社会とサン・シモン主義
第9回
近代科学の発展と実証主義
第10回
宗教と近代科学
第11回
ユダヤ社会の「近代化」
第12回
ALH 資料解釈「ドレフュス事件」
第13回
1905年の政教分離法
第14回
「ライシテ」
第15回
授業のまとめ

時間外学習
授業中に提示した参考文献や課題をもとにして復習を行ってください。質問授業中に解説します。

学生へのメッセージ
第一回の授業で、授業の進行方法についてのガイダンスを行います。
※授業方法(対面orオンライン)については、大学からの連絡を参考にしてください。

学生の問い合わせ先
E-Mail:shimizu.eri@ocha.ac.jp