哲学概論U[22B0494]

科目名
Course Title
哲学概論U[22B0494]
Introduction to Philosophy U
科目区分・科目種 哲学・倫理学・美術史コース クラス 哲学・倫理学・美術史コース
カラーコード キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 中野 裕考
学期 後期
曜日・時限・教室
木曜 7 8 共3-104【2講】

授業の形態
講義

教科書・参考文献
授業中にプリントを配布します。

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
小論文(レポート),授業への参加態度=毎回、授業で扱った題材についての問いを立ててもらいます。,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=レポート作成に使う原典の選定に充ててもらいます

主題と目標
哲学を学ぶことと哲学史を学ぶことは密接にかかわっています。過去の哲学が現在の私たちのものの見方のバックグラウンドにあるからです。このことは特に近代哲学についていえて、私たちはそれと自覚的に対決しながら今後の考え方を練っていく必要があります。そこで今学期は、哲学と哲学史の間の関係を、主に近代〜現代の哲学を参考にしながら考えてみたいと思います。

授業計画
自己、身体、経験論と合理論、認識、美など、近代哲学の中での主なトピックを取り上げていきますが、一つのテクストにはいろいろな理解の可能性があることが伝わるような仕方で紹介していきます。
デカルト、ロック、ライプニッツ、スピノザ、バークリ、ヒューム、ルソー、カント、ヘーゲル、マルクス等の著名な哲学者を取り上げ、彼らがどのような問題に取り組んできたのか、現代の私たちにも身近に感じられるような仕方で紹介します。
2回分をアクティブ・ラーニング・アワーとして、学生各自による資料読み込み、報告作成に充ててもらいます。

時間外学習
授業内容を記憶するというようなことは求めません。むしろ授業を聞いて興味を持った古典を一冊でも多く自分で手に取って、その内容を咀嚼するように努めてください。

学生へのメッセージ
歴史の中で思考することがどういうことなのか、その必要性も含めてできるだけ具体的なイメージがつかめるように進めていきたいと思っています。普段は何気なく当然のことと思っている基本的なものの見方が、どのような前提に立っているものなのか伝えることを目指します。