日本古典文学史論(中古)[22B0509]

科目名
Course Title
日本古典文学史論(中古)[22B0509]
History of Classical Japanese Literature(the Heian Period)
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 日本語・日本文学コース クラス 日本語・日本文学コース
CCBM キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 13

担当教員 松岡 智之
学期 後期
曜日・時限・教室
木曜 7 8 共通講義棟1号館303室

受講条件・その他注意
日本語・日本文学プログラムの学生は、主プログラムのみの場合は選択必修、強化プログラムまで取る場合は必修。

授業の形態
講義,対面授業のみ

教科書・参考文献
〔教科書〕指定書籍なし。各回ともに授業資料を電子メール添付等の方法で配付する予定。プリントアウトして持参、あるいは何らかのモバイル機器等で見られるようにして出席のこと。
〔参考文献〕木村正中編『中古日本文学史(有斐閣双書)』(有斐閣1979)、秋山虔編『王朝文学史』(東京大学出版会1984)、鈴木日出男・藤井貞和編『日本文芸史 表現の流れ 第二巻 古代U』(河出書房新社1986)、後藤祥子 [ほか] 編著『はじめて学ぶ日本女性文学史 古典遍(シリーズ・日本の文学史5)』(ミネルヴァ書房2003)、多田一臣・藤原克己『改訂新版 日本の古典―古代編』(放送大学教育振興会2009)、小峯和明監修『シリーズ日本文学の展望を拓く 1 東アジアの文学圏』(笠間書院2017)、小峯和明監修『シリーズ日本文学の展望を拓く 4 文学史の時空』(笠間書院2017)、永井和子『幻想の平安文学』(笠間書院2018)、浅田徹『和歌と暮らした日本人』(淡交社2019)。田渕句美子『女房文学史論』(岩波書店2019)、諸井彩子『摂関期女房と文学』(青簡社2018)、神田龍身『平安朝物語文学とは何か』(ミネルヴァ書房2020)、倉田実編『小町谷照彦セレクション1-2』(花鳥社2021-2022)

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=70%程度,授業への参加態度=15%程度,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=15%程度

主題と目標
「中古文学」は平安時代の文学をさします。この授業では、受講生のみなさんが、中古文学に関する基礎知識を習得し、文学の展開を頭に描き、それらを説明できるようになることが目標です。

授業計画
第1回
【1】イントロダクション/漢詩文隆盛の時代
第2回
【2】『古今和歌集』の歌風と表現(1)
第3回
【3】『古今和歌集』の世界(2)、『後撰和歌集』と貴族の生活
第4回
《ALH1》インターネットでここまでできる『古今和歌六帖』研究
インターネット上のコンテンツのみを用いて、平安時代の私撰集『古今和歌六帖』についてどこまで研究できるかを追究し、レポートする
第5回
【4】歌物語的私家集と歌物語との成立―『伊勢集」「伊勢日記」『伊勢物語』『大和物語』―
第6回
【5】日記文学の生成と諸相―『土佐日記』『蜻蛉日記』『和泉式部日記』―
第7回
【6】作り物語の系譜―『竹取物語』『うつほ物語』―
第8回
【7】作り物語の系譜(続)『落窪物語』、『枕草子』の表現と歴史
第9回
【8】『源氏物語』の概略(1)
第10回
【9】『源氏物語』の概略(2)、前近代の『源氏物語』研究
第11回
【10】和歌文学の展開(『拾遺和歌集』から『詞花和歌集』まで)と歌謡
第12回
【11】後期物語と『更級日記』
第13回
《ALH2》中古文学と国語教育
自身が高等学校の生徒であった時に用いていた教科用図書に掲載されていた中古文学作品の中から1つを選び、自身が教師ならばどのように当該作品の概要を説明するかを考える。10分程度で話すのをICレコーダー等で記録し、音声データを提出する。あるいは、話し言葉で記した読み上げ用原稿を提出する。(学校という状況設定を好まない人は、ラジオ講座、市民講座、カルチャー講座などを想定して作成する)
第14回
【12】歴史物語の世界、平安時代後半の漢詩文
第15回
平安時代の説話文学─『日本霊異記』『三宝絵』『今昔物語集』─

時間外学習
授業各回で取り上げた文学作品やその作者について、事典等を活用して要点を整理する。授業のなかで適宜出題する課題について解答を作成する。
 本学が契約しているJapan Knowledge に搭載の『新編日本古典文学全集』を十分に活用すること。各回の授業内容と『新編日本古典文学全集』の各冊との対応は次の通り。
【1】→『86 日本漢詩集』。
【2】【3】→『11 古今和歌集』。
【4】→『12 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語』。
【5】→『13 土佐日記 蜻蛉日記』、『26 和泉式部日記 紫式部日記 更級日記 讃岐典侍日記』。
【6】→『12』、『14-16 うつほ物語』@〜➂。
【7】→『17 落窪物語 堤中納言物語』、『18 枕草子』(小学館1997.11)
【8】【9】→『20-25 源氏物語』@〜E。
【10】→『42 神楽歌 催馬楽 梁塵秘抄 閑吟集』。
【11】→『26』、『17』、『28 夜の寝覚』、『27 浜松中納言物語』、『29-30 狭衣物語』@A。
【12】→『31-33 栄花物語』@〜➂、『34 大鏡』。
【13】→『10 日本霊異記』、『35-38 今昔物語集』@〜C。


学生へのメッセージ
中古文学は 古今、伊勢、竹取。和泉、源氏さらなり。栄花、今昔もをかし。文学史のパノラマ的眺望を楽しみましょう。 授業中に質問を受ける時間を設けます。