英語圏テキスト研究入門(2)[22B0698]

科目名
Course Title
英語圏テキスト研究入門(2)[22B0698]
Introduction to English Literary Text Analysis (2)
授業言語
Language
Japanese,English
科目区分・科目種 英語圏言語文化コース クラス 英語圏言語文化コース
CCBM キャリアデザイン  
単位数 1.0単位 履修年次 24

担当教員 上野 直子
学期 後集中
日程・時限・教室
2023/02/13 1 8 (9:00 16:30) 共通講義棟1号館102室
2023/02/14 1 8 (9:00 16:30) 共通講義棟1号館102室
2023/02/15 1 8 (9:00 16:30) 共通講義棟1号館102室
2023/02/16 3 8 (10:40 16:30) 共通講義棟1号館102室

受講条件・その他注意
集中講義なので、講義に先立ちzoom mtgを行い、発表の担当箇所の割り当てを決める。zoom mtgの日にちについては受講者が決定した段階で、GFにてアンケートをとる。どうしても参加できない方はメールにてやりとりする。

授業の形態
講義,演習

教科書・参考文献
使用するテクストはPDF配信する。

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
期末試験=25,小論文(レポート)=30,発表=15,その他=15(ディスカッションへの参加等),ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=15

主題と目標
UKの「いま」と「いままで」を、多人種・多文化(?)という視点から、様々な文学テクスト、歴史資料を読みながら考察する(疑問符つきであることを確認していただきたい)。現在の英国は、公的には自らを「多人種・多文化」国家として語っているが、移民やその子孫たちにとっては、その社会での経験はどのようなものなのだろうか?もちろん、一口に移民といっても、人種・階級・ジェンダーなどにより、その経験は異なるだろう。一様ではない個人の経験を確認しつつ、最後では、国家と個人のアイデンティについても考える。

授業計画
第1回
<ミレニアムの希望と20 years on>多人種・多文化社会として、自らの国家イメージをポジティヴに打ち出そうとするミレニアムの英国と、その後の展開を概観する。
第2回
<新たな日常の肌触り> 短編”Loose Change”(Andrea Levy)を読む。主人公は移民第3世のロンドンっ子のシングルマザー。日常の困りごとがきっかけで、謎の女の子と出会うのだが・・・21世紀の多人種社会のリアルをうまく切り取った一遍。
第3回
<「人種なんて関係ない」、と言われても・・・>”Identity Lesson” from BRIT(ISH)(Afua Hirsch)を読む。前半。Hirschは1981年、ロンドン生まれ。ガーナ人の母とユダヤ系イギリス人の父をもつ。恵まれた環境と教育を享受し、「人種なんて関係ない」という環境で育ちながらも、Hirshは居場所のない思いを抱いてきたという。なぜなら、現実には「人種なんて関係ない」ことなどないからだ。Hirschは、”In Britain, we are taught not to see race”と指摘し、現実を直視しようとしない英国のありようを批判している。
第4回
<「人種なんて関係ない」、と言われても・・・>”Identity Lesson” from BRIT(ISH)(Afua Hirsch)を読む。後半。
第5回
<ALH>第4回までの疑問点や自分にとってのpoints of interestについてリサーチをし、まとめる。結果は6回目にシェアする。
第6回
<ALHのシェア>+<多人種・多文化のリアル>最新のCensus(2021)の結果を確認しつつ、現在の英国の多人種・多文化のリアルを探る。
第7回
<個人と国家のアイデンティティ>「イギリス人とは何か?アインティティとは何か?」についての様々なテクストの抜粋を読み、考察する。
第8回

時間外学習
英語の文献を読むので、毎回の予習が必要である。また授業内で行うプレゼンテーションの準備として、資料収集とその分析とまとめ、ハンドアウトの作成といった作業を授業時間外で行うこととする。なお、集中講義のため、十分な時間の余裕を持って読み始めて欲しい。

学生へのメッセージ
集中講義の良いところは、その名のとおり一つのテーマについて、ギュッと集中して学べることです。テーマは、多人種・多文化の社会での個人の暮らしとアイデンテティ。このテーマ、わたしたちの「今とここ」にはあまり馴染みがないようですが、「今」私たちの社会も急速に変化をしています。史実や理論を知るだけでなく、文学テクストを通して人のリアルな声に接近できればと思います。

学生の問い合わせ先
メールアドレス:naoueno70@dokkyo.ac.jp