比較教育特殊講義[22B1064]

科目名
Course Title
比較教育特殊講義[22B1064]
Advanced Lectures in Comparative Education
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 教育科学コース クラス 教育科学コース
CCBM キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 興津 妙子
学期 後期
曜日・時限・教室
金曜 3 4 共通講義棟1号館203室

授業の形態
講義,演習,一部対面授業あり

教科書・参考文献
参考文献:
北村友人・佐藤真久・佐藤真編(2019)『SDGs時代の教育:すべての人に質の高い学びの機会を』学文社、興津妙子・川口純(2018)『教員政策と国際協力―未来を拓く教育をすべての子どもに』明石書店、萱島信子・黒田一雄(2020)『日本の国際教育協力―歴史と展望』東京大学出版会、小松光・ジェルミー・ラプリー(2021)『日本の教育はダメじゃない―国際比較データで問い直す』ちくま新書、恒吉遼子(1992)『人間形成の日米比較: かくれたカリキュラム』中公新書、橋本憲幸(2019)「国際教育開発論の思想課題と批判様式ー文化帝国主義と新自由主義の理論的超克」『教育学研究』86(4)

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=40% ,発表=20% ,授業への参加態度=20%,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=20%

主題と目標
本講義では、開発途上国と言われる国々の教育について、歴史的、文化的、社会的文脈を踏まえて理解を深めることを目的とします。また、これらの国や地域を対象として行われる「国際教育協力」の成立過程と変容を概観し、多様なアクター(政府、国際機関、NGO・NPO、民間セクター等)の実践について学びます。同時に、他国の教育への介入を正当化する「言説」について批判的考察を試みます。さらに、気候変動の進展等による人類と地球社会の存続の危機を踏まえ、「持続可能な開発のための教育(ESD)」等の新しいアプローチも手掛かりとしながら、これからの教育の方向性を考察する視点を養います。

 この授業を受講することで、以下の力を身につけることを目標とします。
・様々な国・地域の教育の特徴について、各国の社会的・文化的背景をふまえて説明できる。
・先進国の私たちが途上国の教育に関わる際に生じる倫理的な課題について、自分の意見を示すことができる。
・異なる意見や考えを持つ他者から学び、自分の意見や考えを発展させることができる。

授業計画
第1回
ガイダンスと自己紹介: 比較国際教育学へのいざない
第2回
比較教育学の対象と方法―何をどのように学ぶか
第3回
諸外国の教育を比較する
第4回
国際教育協力の成立と変容
第5回
国際教育協力の多様なアクターと実践(1)国際機関、政府
第6回
国際教育協力の多様なアクターと実践(2)NGO、NPO、民間企業
第7回
「倫理」的観点から国際教育協力を問い直す
第8回
教育政策のグローバル化:国際学力調査とその影響
第9回
持続可能な開発のための教育(ESD)と近代教育の問い直し
第10回
インクルーシブ教育と教育の公正性
第11回
グループワーク(複数課題から選定したテーマに沿って発表準備をします)
第12回
グループワーク(複数課題から選定したテーマに沿って発表準備をします)
第13回
グループ発表
第14回
グループ発表
第15回
まとめと振り返り

時間外学習
1. (予習)授業内で指示した参考書の該当箇所や資料を必ず事前に熟読し自らの考えをまとめてから授業に臨むこと。
2. (復習)翌週の授業で理解度を確認するため授業で扱った箇所を復習のこと
3. 発表者は、授業の前までにレジュメと発表資料を用意し、発表の練習を行っておくこと 

学生へのメッセージ
本講義は、教育や異文化について深く学びたい学生に開かれています。「開発途上国」と称される国々に対して展開されてきた「教育開発」や「国際教育協力」といった営みの理論と実践を学ぶとともに、それらを様々な視点から相対化し、教育協力の倫理や規範について問い直す作業も行います。

授業は講義と演習形式の双方を取り入れて進めますので、学生の主体的な参加を求めます。

学生の問い合わせ先
授業後教室内で受け付ける他、メールでも対応します。