教育心理学特殊講義[22B1364]

科目名
Course Title
教育心理学特殊講義[22B1364]
Advanced Lectures in Educational Psychology
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 教育科学コース クラス 教育科学コース
CCBM キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 13

担当教員 植阪 友理
学期 前集中
日程・時限・教室
2022/08/29 3 10 (10:40 18:10) 共通講義棟1号館303室
2022/08/30 3 10 (10:40 18:10) 共通講義棟1号館303室
2022/09/05 3 8 (10:40 16:30)
2022/09/06 3 10 (10:40 18:10) 共通講義棟1号館303室

受講条件・その他注意
集中講義によって行います。*集中講義の日程を変更しました。
8月29日、30日,9月5日,6日で行います。5日はお茶の水女子大学の大学院入試のため、Zoomで行います(URLは参加者に共有します)。担当者の本務での業務や参加者との調整によって,若干変化する可能性もありますが,初回は8月30日とします。参加を希望する方は,忘れずに初回に参加お願いします。

2020年度以降入学者のみ履修可能です。
ただし、2022年度学部4年生に限り、「教育科学特殊講義T」に読み替えて履修することができます。

授業の形態
演習,対面授業のみ

教科書・参考文献
【参考文献】
1)『エピソードでつかむ児童心理学』伊藤 亜矢子(編著)ミネルヴァ書房 2011年
2)学ぶ意欲とスキルを育てるーいま求められる学力向上策 市川伸一著 小学館 2004年 
3)「教えて考えさせる授業」を創るー基礎基本の定着・深化・活用を促す「習得型」授業設計 市川伸一 図書文化 2008年 
4) 市川伸一・植阪友理(編著)(2016).『教えて考えさせる授業小学校-深い学びとメタ認知を促す授業プランー』図書文化:東京

必要に応じて指示しますので,指示があるまで購入する必要はありません。なお,PDFで事前に資料を配布し,予習をお願いしています(初回については,教務課を通じて指示します)。すべてを分かるまでじっくりと読む必要はありませんが,一読し,分からない部分には付箋や印をつけてきてください。

ALH区分
通常授業として実施(11・12限等)

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=小レポートとして,なにか分からないといって困っている人に教えてみるという課題を出します。これが35%です。,その他=ロールプレイや,グループでの授業設計などを行います。そこでの活動の様子も評価の対象です。これが20%です。,授業への参加態度=授業に参加して,振り返りなどをかくということで3%×15回(45%)です。

主題と目標
自立した学習者を育てることは教育の重要な目標ですが、「うまく覚えられない」「やる気がでない」「〜が分からない」と悩む子どもは少なくありません。こうした子どもたちをどのように支援すれば良いのでしょうか。この授業ではまず、心理学を生かして,子どもの自立支援を行う個別学習,認知カウンセリングを取り上げ、診断の視点や技法を紹介します。また、ロールプレイによって実際に悩んでいる子どもへの支援の体験もしてもらいます。さらに、自立した学習者を育てる授業作りや、診断テスト開発、学習法指導などを参加者の関心に応じながら取り上げます。心理学の発想を生かしながら,最終的には社会に出た後にも利用できる力を子どもに身に付けさせる指導について考えていきます。

授業計画
以下にあげる計画は,受講者の興味関心によって柔軟に変更する予定です。

[1]自立した学習者に求められる学力と学びの文脈づくり
[2]個別学習指導による学習改善(1):人はなぜつまずくのか?
[3]個別学習指導による学習改善(2):つまずきを解消するための技法
[4]個別学習指導による学習改善(3):認知カウンセリングのロールプレイの体験
[5]授業を捉える枠組み:発見学習と系統学習
[6]できる子どももしんどい子ども両方が楽しめる授業にむけて
[7]実践例をみて学ぼう
[8]自分でも授業をデザインしてみよう
[9]評価の分類と評価を通じて学び方を完全するためには?
[10]学校現場での評価の工夫
[11]「主体的に学習に取り組む態度」の評価のと学習の調整
[12]学校外での学び方の支援:学習スキルも含めて育てる
[13]貧困家庭支援や外国ルーツの子どもの支援
[14]貧困家庭支援の実際と新たな展開
[15] 近年の教育動向と教育のあり方(まとめ)

時間外学習
レポートで,なにか分からないといって困っている人に教えてみるという課題を出します(勉強に限らず,おばあちゃんにスマホの使い方を教える,子どもに縄跳びを教えるなど良いです)。学んだことを生かしながら,是非楽しみにながら取り組んでみてください。

学生へのメッセージ
お茶の水の学生さんは,非常に教えることが上手な方がたくさんいらっしゃいます。それでもなかなか,分からないことをわかりやすく教えることを超えて,学習者を自立にまで導くことはむずかしいのではないでしょうか。学習者のつまずきの原因を知り,社会に出てからも利用できる学び方まで含めて支援できるように,ご一緒に考えていきましょう。なお,この授業を以前にとった方で,教職についた方も複数いらっしゃいます。そうした先輩方のお話も,日々の指導にどう活用しているのかも,インタビュー映像などもまじえて積極的に取り入れたいと思っています。一生懸命授業を聞いているのに,なかなかできるようにならないと困っている子どもにどう教えるのか,ロールプレイなども積極的に取り入れて,座学にとどまらない授業にしますので,是非ご参加ください。

学生の問い合わせ先
yuri.uesaka@ct.u-tokyo.ac.jp(植阪)にご連絡ください。