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国際機構論
[22B2047]
科目名
Course Title
国際機構論
[22B2047]
International Organizations
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種
グローバル文化学環
クラス
グローバル文化学環
カラーコード
キャリアデザイン
単位数
2.0
単位
履修年次
2
〜
4
年
担当教員
阿部 達也
学期
前期
曜日・時限・教室
金曜
5
〜
6
限
共通講義棟1号館303室
授業の形態
講義,対面授業のみ
教科書・参考文献
滝澤美佐子他編著『入門 国際機構』(法律文化社、2016年)
阿部達也「領域国の同意に基づく武力行使の今日的展開―国連安全保障理事会の関与の動きに着目して―」『世界法年報』第36号(2017年3月)84-124頁
阿部達也「『化学兵器のない世界』への課題」『中央公論』(2013年11月)110-113頁
岩城征昭「シリアにおける化学兵器使用疑惑と廃棄問題」『CISTEC Journal』No.148(2013年11月)39-49頁
阿部達也「シリアの化学兵器廃棄」『法学教室』402号(2014年3月)82-89頁
阿部達也「シリアの化学兵器問題」日本軍縮学会編『軍縮・不拡散の諸相』(信山社、2019年)327-350頁
阿部達也『大量破壊兵器と国際法』(東信堂、2011年)
ALH区分
ALHとして実施
評価方法・評価割合
小論文(レポート)=中間レポートと期末レポート(いずれもA4紙1枚)(合わせて50%),授業への参加態度=授業に対する積極的な貢献(「400字サマリー」の提出を含む)(30%),ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=調査分析(20%)
主題と目標
【主題】
国際社会における国際機構の活動について、主として平和と安全の確保という観点から学びます。具体的な素材として国際連合(United Nations)と化学兵器禁止機関(Organisation for the Prohibition of Chemical Weapons)を取り上げます。
【目標】
第1に、国際機構に関する次の事項について理解を深めます。
・国際機構はなぜ存在するのか
・国際機構はどのような仕組みで成り立っているのか
・国際連合は国際社会の平和と安全を確保するためにどのような活動を行っているのか
・化学兵器禁止機関は「化学兵器のない世界」を実現するためにどのような活動を行っているのか
第2に、授業中の意見交換を通じてものの見方・考え方についての幅を広げます。
第3に、レポート課題を通じて簡潔かつ内容とまとまりのある文章を書くスキルを向上させます。
第4に、ALH課題を通じて自ら能動的かつ主体的に調査分析する姿勢を身につけます。
授業計画
第1回
4月22日(金)イントロダクション
第2回
5月6日(金)国際社会の構造と組織化
参考文献:滝澤美佐子他編著『入門 国際機構』(法律文化社、2016年)2-18頁
第3回
5月13日(金)国際機構の設立と加盟国
参考文献:滝澤美佐子他編著『入門 国際機構』(法律文化社、2016年)19-34頁
第4回
5月20日(金)国際機構の意思決定
参考文献:滝澤美佐子他編著『入門 国際機構』(法律文化社、2016年)68-80頁
第5回
5月27日(金)中間レポートの講評
第6回
(5月28日(土)〜6月17日(金))ALH:調査「日本はどのような国連政策をとっているのか」
第7回
6月3日(金)国際連合による国際の平和および安全の維持:制度的側面
参考文献:滝澤美佐子他編著『入門 国際機構』(法律文化社、2016年)82-86頁
第8回
6月10日(金)国際連合による国際の平和および安全の維持:国連憲章第7章に基づく措置
参考文献:阿部達也「領域国の同意に基づく武力行使の今日的展開―国連安全保障理事会の関与の動きに着目して―」『世界法年報』第36号(2017年3月)84-124頁
第9回
6月17日(金)国際連合平和維持活動(PKO)
参考文献:滝澤美佐子他編著『入門 国際機構』(法律文化社、2016年)86-90頁
第10回
(6月4日(土)〜6月23日(木))ALH:分析「日本はどのような国連政策をとっているのか」
第11回
6月24日(金)ディスカッション「日本はどのような国連政策をとっているのか」
第12回
7月1日(金)化学兵器禁止条約と化学兵器禁止機関
参考文献:阿部達也「『化学兵器のない世界』への課題」『中央公論』(2013年11月)110-113頁
第13回
7月8日(金)シリアの化学兵器廃棄問題と国際機構
参考文献:岩城征昭「シリアにおける化学兵器使用疑惑と廃棄問題」『CISTEC Journal』No.148(2013年11月)39-49頁、阿部達也「シリアの化学兵器廃棄」『法学教室』402号(2014年3月)82-89頁、阿部達也「シリアの化学兵器問題」日本軍縮学会編『軍縮・不拡散の諸相』(信山社、2019年)327-350頁
第14回
7月15日(金)シリアにおける化学兵器使用問題と国際機構
参考文献:岩城征昭「シリアにおける化学兵器使用疑惑と廃棄問題」『CISTEC Journal』No.148(2013年11月)39-49頁、阿部達也「シリアの化学兵器問題」日本軍縮学会編『軍縮・不拡散の諸相』(信山社、2019年)327-350頁
第15回
7月22日(金)期末レポートの講評・全体のまとめ
※授業の進捗状況に応じて、7月29日(金)に補講を実施する可能性があります。
時間外学習
予習:授業のレジュメに目を通しておく
復習:授業後24時間以内に「400字サマリー」(授業で学んだことを380字以上420字以内で記述)を提出する
学生へのメッセージ
学生へのメッセージの代わりとして、以前この科目を受講した学生のコメントを紹介します。
「国際機構の定義やその内部の意思決定方法、加盟の方法といった仕組み等、基本的だが今まで特に意識してこなかったことを学べた。それらを知ったことで、今後の国際社会の動きにも興味がわいた。」
「国際社会の定義に始まり、様々な国際機構を学び、それを通して国際社会の抱える問題について考えてきた。高校の公民のように知識の習得のみに終わらず、自分の頭で『なぜ』を考えたり、利点・欠点の両側面から見つめたりすることで、より深く理解することができたと思う。」
「実際に国際機構の内部で働いていた方の話を聞くのは初めてだったので、貴重な経験が得られたと感じている。」
「中間・期末レポートやALHの課題がとてもためになった。最初は課題が難しく感じられたものの、点数化されて返ってきたことは初めてで、レポートの正しい書き方から学べたと感じた。他の受講生がどのようなレポートの書き方をしているのかを知る事ができとても刺激になった。他の授業にはないくらい課題がしっかりと評価され、次に繋がると感じてとても良かった。」
「優れた学生の課題成果を共有し、またディスカッションが重視されるなど、オンラインでも双方向的なやりとりがされたことで、受動的に学ぶだけでは決して得られなかったであろう新たな視野で学びを深めることができたと思います。」
「本授業では他の授業と異なる様々な取り組みを行うことができ、それを通して自分自身の成長を感じることができた。」