グローバル文化学方法論[22B2095]

科目名
Course Title
グローバル文化学方法論[22B2095]
Methodology of Global Studies
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 グローバル文化学環 クラス グローバル文化学環
カラーコード キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 24

担当教員 小林 誠
荒木 美奈子
倉光 ミナ子
学期 前期
曜日・時限・教室
火曜 9 10 共通講義棟1号館303室

受講条件・その他注意
基本的にはグローバル文化学環主プログラムを選択した学生に履修を限ります。実質的に必修の授業です。
グロ文2年生以外で受講を希望する人は、必ず問い合わせ先まで連絡してください。

授業の形態
実習・実技,対面授業のみ

教科書・参考文献
特定の教科書は用いません。必要な参考文献は紹介します。

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
その他=課題、発言、討論、発表、コメントカードなど

主題と目標
グローバル文化学環主プログラムを選択した2年生が、今後自らの研究課題を構想し、追究するために必要な研究方法の基礎を身につけることをめざす。具体的には、@研究とは何か、Aグローバル文化学とはどんな学問か、B文献探索・情報収集・整理の方法、C文献の読み方、Dレポートの書き方、Eフィールドワークの手法、Fプレゼンテーション技法、G研究倫理などを学ぶ。グローバル文化学環の2年生には、事実上、必修の授業です。

授業計画
(以下のスケジュールは変更の可能性があります)

第1回(4月19日)3教員「オリエンテーション」進め方概略、学生自己紹介、ALH説明

第2回(4月26日)小林「グロ文を学ぼう!グロ文で学ぼう!」グローバル文化学の組み立てや特徴を理解し、これからの学びのための知識社会学を理解する。

第3回(5月10日)小林「論文を書くためのスキル」卒業研究の執筆等に向けた論文の書き方について学ぶ。さらに研究倫理を学ぶということはどういうことなのだろうか

第4回(5月17日)荒木「フィールドワークの技法」タンザニアでのフィールドワークを模擬体験し、準備期間から実施に至るまでのフィールドワークのエッセンスを学ぶ。
(ALH1&2:荒木「プレゼンの技法」各自がグローバル化に関連したテーマを設定し、様々な手法やデータを駆使し、効果的なプレゼン資料を作成する:課題4月19日に説明)

第5回 (5月24日)荒木「プレゼン実演」ALHで各自が作成したプレゼンの実演を行うことにより、より効果的なプレゼンの技法を相互に学ぶ。

第6回(5月31日)附属図書館 「文献調査の技法」グロ文で学ぶための文献調査の方法を具体的に体得する。

第7回(6月7日)内藤章江「数的処理1 数値データから何がわかるのか?」数値データからわかること、分析結果の解釈・活用方法について学ぶ。
*既存のサンプルデータを用いて数値データから何がわかるのか、数値データを「読む」ことをワーク形式で学びます。
*何を知りたいのか、それを知って何をしたいのか、そのためには、どんなデータが必要なのか、を事例で学びます。

第8回(6月14日)内藤章江「数的処理2 数値データを得るには?」数値データを得る方法やデータの分析方法について学ぶ。
*目的の数値データを得るための仮設構築、調査方法、分析方法について学びます。
*知りたいことや言いたいこと(目的)や解決したいこと(問題)のためにどのような方法で数値データを得るのか、分析するのか、を学びます。

第9回(6月21日)「OG講演会」(担当:小林)

第10回(6月28日)倉光「観察法」調査対象をどう設定し、これをどう観察するか。参与観察も踏まえて基礎を学ぶ。

第11回(7月5日)倉光「インタビュー法」研究倫理に注意しながら、インタビューを研究に活かす手法を学ぶ。
 
第12回(7月12日)倉光「質的データのまとめ方」観察やインタビューで集めたデータのまとめ方について学ぶ。

第13回(7月19日)3教員「総括」

時間外学習
ALHではプレゼン資料の作成と数的処理についての課題に取り組みます。このALH以外にも、課題を与えられ、時間外学習をたくさん進めることが授業の前提となっています。指示された文献を調べたり、インターネット上でサーベイしたり、簡単なフィールドワークを行うこともあります。主体的な参加意識をもって望んでください。

学生へのメッセージ
グローバル文化学を学ぶ上で基本的な方法を身に付けてもらうことをめざします。グロ文の仲間と切磋琢磨しながら学び合う関係を作り、また受講生が主体的に受講するようにしてください。

学生の問い合わせ先
小林誠(kobayashi.makoto@ocha.ac.jp)