日本語学通論[22B6101]

科目名
Course Title
日本語学通論[22B6101]
Introduction to Japanese linguistics
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 日本語・日本文学コース クラス 日本語・日本文学コース
CCBM キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 12

担当教員 竹村 明日香
学期 前期
曜日・時限・教室
木曜 7 8 共通講義棟1号館304室

受講条件・その他注意
時折、学生に意見を求める場合がある。また授業の進捗状況によっては内容を一部変更する場合がある。

授業の形態
講義,対面授業のみ

教科書・参考文献
【教科書】(大学生協で購入可)
沖森卓也・木村義之・陳力衛・山本真吾(2006)『図解日本語』三省堂
【参考書】
木田章義編(2013)『国語史を学ぶ人のために』世界思想社
岡崎友子・森勇太(2016)『ワークブック日本語の歴史』くろしお出版
金田一春彦(1988)『日本語 新版(上)』『同(下)』岩波書店
井上史雄(1998)『日本語ウォッチング』岩波書店
山口仲美(2006)『日本語の歴史』岩波書店
佐伯哲夫・山内洋一郎(1983)『国語概説』和泉書院
※参考文献については、授業内で適宜紹介していく。

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
期末試験=50%(教科書・プリント類の持ち込み不可。試験範囲等については7月の授業中に説明する。選択問題と記述問題あり),その他=小課題・復習用プリント(30%)。,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=20%

主題と目標
日本語についての基礎的な知識を学ぶことを目標とする。
特に、音声・音韻、語彙、文法、文字・表記、方言に関する日本語学の諸分野について広く学ぶ。
現代共通日本語(いわゆる東京方言)だけでなく、古代から近代にかけての日本語の史的変遷や、現代諸方言などについても学習し、日本語を多角的に考察する力を身につける。
それらの考察力を以て、新聞記事や、街角で見かける看板・チラシ・商品名などの日本語も語学的に分析できるようになることを目指す。
【目標】
@日本語の音声・音韻、語彙、文法、文字・表記、方言に関する基本的な知識を身につける。
A現代日本語だけでなく、日本語の歴史についても理解できるようになる。
B上記ような日本語に関する知識を用いて、巷にみられる日本語の例を日本語学的に分析できるようになる。

授業計画
第1回
イントロダクション ―「日本語学」とは―
第2回
音声・音韻(1) 現代日本語の音声 ―発声のしくみを知る―
第3回
音声・音韻(2) 現代日本語の音韻とアクセント ―音素を知る―
第4回
音声・音韻(3) 日本語音韻史概説 ―日本語の“発音”の歴史―
第5回
方言 現代日本語諸方言 ―方言の音声を聞く&古いばかりが方言じゃない―
第6回
ALH@:国立国語研究所のwebサイトにおける「ニホンゴ探検」「ことばの疑問」「国語研ムービー」などのサイトや、NHK放送文化研究所のwebサイトの記事を読み、学んだことや感想をまとめる。
第7回
語彙(1) 語種と語構成 ―単語の分類―
第8回
語彙(2)語彙史・位相語 ―語史&女房詞・役割語など―
第9回
文法(1)形態論――品詞と活用・学校文法を振り返る――
第10回
文法(2) 日本語文法史――古代〜中世における文法現象――
第11回
文法(3)現代日本語文法――ら抜き言葉、コーパスの説明など――
第12回
ALHA:「みちばた言語学」の発表をする。「みちばた言語学」とは、街角や家庭内で見つけた気になる日本語を写真に撮り、「その言葉のどのような点が気になるのか」という点を中心にして自身で日本語学的な分析を加えるものである。その分析結果と写真はパワーポイント(スライド1〜2枚)にまとめて一人2分程度で発表してもらう。
なお、受講者の数によっては第12回の授業1回内で発表数が収まらないので、第7〜11回の授業冒頭でも数人ずつ発表を行ってもらう場合がある。
第13回
文字・表記(1) 漢字の伝来、仮名の発生と展開
第14回
文字・表記(2)ローマ字の受容と展開、日本語に関する政策について
第15回
期末試験(選択問題と記述問題。記述問題の1題については、問題をあらかじめ提示しておくので、試験日までに回答を自身で準備しておくこと)

時間外学習
授業後に復習用のプリント(1枚)を配布するので、専門用語の復習や用例収集などをしておくこと。
また、授業時間の都合で簡単にしか紹介できなかった箇所については、教科書を読んで内容をよく理解しておくこと。

学生へのメッセージ
この授業では現代語だけでなく古代語〜近世語についても扱うので、日本史(特に日本文学関係)についての基礎知識を持っていることが望ましいです。また、授業に対し受け身になるのではなく、さまざまな言語現象について「こういう例もあるのでは?」「こういう例を見たことがある」と積極的に反応してもらえると嬉しく思います。

学生の問い合わせ先
takemura.asuka★ocha.ac.jp(★を@に置き換え)