文化人類学[16A0122]

科目名
Course Title
文化人類学[16A0122]
Cultural Anthropology
科目区分・科目種 基礎講義 クラス 全学科
CCBM キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 棚橋 訓
学期 前期
曜日・時限・教室
金曜 3 4 共通講義棟2号館101室

受講条件・その他注意
特になし。

授業の形態
講義

教科書・参考文献
教科書は指定せず、毎回プリントを配付する。参考文献については講義時に適宜指示する。

試験・補講日程
試験
2016/08/05 3 4 (10:40 12:10) @共通講義棟2号館101室 A共通講義棟2号館102室

評価方法・評価割合
期末試験=学期末定期試験期間内の筆記試験。自筆ノート及び配付資料の持込参照可で実施。総合評価のうち80%の割合。,授業への参加態度=毎回リアクションペーパーの提出を求める。総合評価の20%の割合。

主題と目標
フィールドワーク(臨地調査)と「文化の多様性の視点」に基づいて人間現象を捉える文化人類学の基本概念・理論・方法をてがかりに、「人間が文化を以って生きる環境」を多様性の視点から考え、「われわれが生きるこの世界とは何なのか」を積極的に問うていくための基本的な「道具」を身につけることを目的とする。<読替>H19年度以前生は「生命と環境8 文化と環境」を「文化人類学」(基礎講義科目)として履修可

授業計画
以下のトピックを順次扱い、その過程において、文化人類学の立場から「人間が文化を以って生きる環境=世界」について講義していく計画である。

1.はじめに:授業のねらい。文化概念、文化相対主義、環境概念、フィールドワーク。
2.うまれる―生物としての人間の成立:人類進化史の概観。
3.うむ―生殖をめぐる視点と諸問題:民俗生殖理論と近代生物医学の生殖理論。
4.まなぶ―「ことば」と/でつくる世界:人と「ことば」の多元的な関わり。
5.つくる・つかう―人とモノの関係:知識・経験・技術の結節点としてのモノと人間の関係。
6.そだつ―幼児から大人へ:人の成長をめぐる問題を文化と社会の視点から考える。
7.つながる―社会的な存在としての人間:人間社会の基盤である家族・親族の問題。
8.つどう―群れることで生みだす世界:「つどう」という人間の特質について総合的に考える。
9.うごく―人の移動が生み出す世界:人の移動史(観光、越境、グローバル化、多民族、多文化)。
10.あらそう―戦争の文化:人の「悲しい」特徴としての戦争
11.きりひらく―「開発」をめぐって:開発、援助、環境、資源。
12.きずく―少数民族・先住民族の今:民族集団の運動と現状を考える。
13.いやす―病と癒し:「病い」・「癒し」・「健康」の文化。
14.まつる―信仰の世界:現代世界における神・祖先・霊魂・宗教・儀礼の意味。
15.まとめ:全体の総括。

時間外学習
各回授業の予習は要求しないが、授業時にきちんとノートを取り、各回授業後に必ずその内容を復習し、次回の授業に臨むこと。特に、授業時に指示する関連書籍については積極的に手に取って読み進め、知見を広げること。履修者各自の読書能力の差が想定されるので、一概には復習の学習時間を設定することは困難だが、2時間から3時間程度が標準となるだろう。

学生へのメッセージ
本講義は「未知との遭遇」に等しいだろうが、未知の沃野に敢えて踏み込むときの独特な感覚も悪くはない。文化人類学で培われてきた「文化」と「多様性」を捉える視点は、あなたがたがこれから先に様々な学習と研究を重ねるうえでの重要な思考のOSを提供してくれると思う。この講義を切っ掛けの一つにして、積極的に学び、考えてほしい。質問のためのメアドはtanahashi.satoshi[at]ocha.ac.jp。オフィスアワーは木・金の昼休みのほか、メールでのアポイントメントに応じる。

学生の問い合わせ先
tanahashi.satoshi[アットマーク]ocha.ac.jp