文化人類学演習[16B1082]

科目名
Course Title
文化人類学演習[16B1082]
Seminar: Cultural Anthropology
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 教育科学コース クラス 教育科学コース
CCBM キャリアデザイン  
単位数 4.0単位 履修年次 34

担当教員 棚橋 訓
学期 通年
曜日・時限・教室
木曜 3 4 文教育学部1号館220室

受講条件・その他注意
受講条件なし。

授業の形態
演習

教科書・参考文献
講読文献については初回講義時に履修希望者に幾つかの選択肢を提示し、協議のうえ決定する。参考文献は適宜演習時に紹介する。

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=学年末に小論文の提出を課す。総合評価のうち40%の割合。,発表=講読文献の内容発表、個別発表を課す。総合評価のうちの40%の割合。,授業への参加態度=ディスカッション等。総合評価のうちの20%の割合。

主題と目標
本演習では、文化人類学の理論と方法を一層深く学び、その学んだ理論と方法を使って履修者各自が実際に「発信」するための作法の習得を目指す。具体的には、文化人類学の専門基本文献の講読を通じて、先ずは(1)文化人類学の理論と方法論に親しみ、次いで(2)資料を収集し分析する手法と(3)発表と議論の技能の習得を試みる。そして、(4)自らリサーチして書く能力の開発・実践・洗練を目指す。文化人類学は、フィールドワーク(臨地調査)での対話・観察・体験に根ざし、人々の日常的な相互行為の現場や、日常と非日常がせめぎ合う現場における人間現象の多様性を捉えることからその作業が始まる。こうした文化人類学の方法の特性をより良く理解するために、本年度は、「現代世界のエスノグラフィー(民族誌)」を主題に先行研究を検討しつつ学びを重ねたい。

授業計画
本年度は、「現代世界のエスノグラフィー(民族誌)」の文献講読を柱とし、初回に本年度のテーマに関する概説講義を行い、2回目以降は以下の手順を踏まえて履修者の発表を中心に演習を進めていく予定である。

(1)専門文献の講読(分担発表、ハンドアウトやPPT等の口頭発表資料の作成方法、コメントの技法)

(2)対象文献の視点・理論・方法についての議論と総括(何をどのように理解したのか)

(3)各自の問題関心の発掘(上記(1)(2)を手がかりに)

(4)「その問題関心の解明に文献講読で得た理論や方法を実際に援用すれば・・・」あるいは「講読文献の欠点を補うとすれば・・・」という前提で、具体的にシミュレーションを試みる

(5)「問題関心」を「研究テーマ」に仕立てる(research design、research proposal)

以上の(1)から(5)をふまえて、学年末に向けて以下の作業を行う。

(6)「研究テーマ」に基づく「プチ・リサーチ」を随時実施

(7)「プチ・リサーチ」の結果を口頭発表して論文に仕立てる(学年末の小論文)

時間外学習
各回授業の予習と各回授業後の復習は必須。各回の講読文献を精読することは勿論、授業時に指示する関連書籍についても積極的に手に取って読み進め、知見を広げること。履修者各自の読書能力の差が想定されるので、一概には学習時間を設定することは困難だが、予習・復習それぞれに2時間から3時間程度が下限の標準となるだろう。

学生へのメッセージ
受動的な学習ではなく、学んだ理論や方法を使い、自分で「発信」することを常に念頭に置きながらこの演習には臨んでほしい。兎に角、履修者の積極性と実践を期待したい。履修者は教科書を各自で事前に購入し、通読しておくことが望ましい。質問やアポのためのメアドはtanahashi.satoshi[at]ocha.ac.jp。質問のためのオフィスアワーは木・金の昼休みに設定するほか、メールでのアポイントメントに応じる。

学生の問い合わせ先
tanahashi.satoshi[アットマーク]ocha.ac.jp