発達心理学概論[16B1118]

科目名
Course Title
発達心理学概論[16B1118]
Introduction to Developmental Psychology
科目区分・科目種 心理学コース クラス 心理学コース
CCBM キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 24

担当教員 上原 泉
学期 後期
曜日・時限・教室
木曜 5 6 共通講義棟2号館101室

授業の形態
講義

教科書・参考文献
講義内で関連する文献を随時紹介する。

参考文献:『学習指導要領』(文部科学省)、『学習指導要領解説』(文部科学省)

試験・補講日程
試験
2017/01/26 5 6 (13:20 14:35) 共通講義棟2号館101室

評価方法・評価割合
期末試験=80%程度*試験は持込み不可,小論文(レポート)=20%程度 小レポートの提出数回

主題と目標
 発達心理学の基礎的な理論(ピアジェ、ヴィゴツキー、コールバーグ、エリクソン等)の概要を把握したうえで、幼少期の子どもの知覚、身体、運動、記憶、コミュニケーション、言語、社会性等の心身の発達、及び学習の過程(障がいのある子どもの内容も含む)に関する専門的な内容への理解を深めることを目的とする。子育て論、関連する養育や教育の問題についても随時触れて考察を行う。心理学コースの専門科目でもあるため、発達心理学の研究法を身につけることも目指す。

授業計画
第1回 発達心理学史からとらえる子ども観の変遷と特徴:乳児、幼児、児童の区分と成人との違いの検討
第2回 遺伝と環境がどれくらい心身の発達にかかわるのか:行動遺伝学の視点からの検討
第3回 発達心理学の理論に基づく子どもの認知発達に関する考察(ピアジェ、ヴィゴツキー等)
第4回 発達心理学の理論に基づく子どもの社会性の発達に関する考察(コールバーグ、アイゼンバーグ等)
第5回 幼少期の記憶の発達と学習可能性:非言語的な記憶と学習、記憶容量・記憶方略の発達、日常の記憶
第6回 視知覚の発達:両眼視と運動視差等の発達と視力、色覚、視覚障がい、立体視の関連
第7回 幼少期のコミュニケーション:非言語コミュニケーション、社会性の発達
第8回 幼少期の言語発達:母語音声への知覚、初語・二語発話の開始から読み書きまで
第9回 原始反射と運動能力の発達:指、手の動き、姿勢、歩行の発達と描画、道具の使用の発達
第10回 社会性の発達:幼児期の他者の心情理解と児童期以降の仲間関係
第11回 動機づけの発達に関する考察:子どもの興味、学習意欲を高めるには?
第12回 児童期の認知発達:ことば、数の理解、因果的推論、自己統制等
第13回 児童期の学習をすすめるための方法:学習過程と学習指導の検討
第14回 発達検査と発達障がい:ADHD、学習障がい、自閉症、言語発達障がい、聴覚障がい等の子どもたち
第15回 幼少期の発達のまとめ、子どもの養育の仕方や教育のあり方等に関する考察

時間外学習
コメント、小レポートがよく書けるように、授業後の復習をしてください。

学生へのメッセージ
 自分のあるいは周囲の子どもに接する際の参考にできるような話も含めたいと思います。幼少期の心身の発達及び学びの過程を追究することは、子どもに対する理解が深まるだけではなく、人間の基本的な機能や事象の成り立ちを追究することであり、成人期の諸機能や諸事象を理解するうえでも有用な情報を提供します。人間の認知機能について考えるよい機会になればと思います。

学生の問い合わせ先
オフィスアワーは水曜のお昼です。