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教育社会学概論(1)
[22B5611]
科目名
Course Title
教育社会学概論(1)
[22B5611]
Introduction to Sociology of Education (1)
科目区分・科目種
教育科学コース
クラス
教育科学コース
カラーコード
キャリアデザイン
単位数
1.0
単位
履修年次
1
〜
4
年
担当教員
大多和 直樹
学期
3学期
曜日・時限・教室
金曜
5
〜
6
限
共通講義棟2号館102室
(1)、(2)が付く科目の履修方法
この科目は、(1)及び(2)を連続して履修してください(シラバスは両方とも確認してください)。
ただし留学により連続して履修できない場合は、担当教員に申し出てください。
受講条件・その他注意
留学等により、(1)(2)を異なる年度に履修することを必要とする場合には、必ず教員に連絡のこと。
※実施方法は、新型コロナウイルスの感染状況をみて、第一回で決定する(ただし、学期中も状況により変更の可能性もある)。
授業の形態
講義,実施方法検討中
教科書・参考文献
教科書:大多和直樹2014『高校生文化の社会学―生徒と学校の関係はどう変容したか』有信堂高文社
ALH区分
ALHとして実施
評価方法・評価割合
小論文(レポート)=50%,授業への参加態度=20%(授業内でのディスカッション、リアクションペーパーを含む),ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=30%
主題と目標
<授業の概要>
教育社会学とは、教育を社会現象として捉える学問といえる。そこに通底する問題関心としては、教育(とりわけ学校教育)がこの社会においてどのような役割を持っているのか、その役割を通じてどのような社会的なメカニズム(さらにはそれにより社会的問題)が生起しているのかという問いがあるといえるだろう。本講義は、この大きなテーマに対して以下に挙げるいくつかの側面から迫っていく。
第一に、学校教育のもつ社会的機能について考えていく。ここでは、我々が当たり前に過ごしてきた学校教育を相対化して捉えることから始め、学校教育の機能を多面的に捉えることを目指す。具体的には、3つの学校の社会的機能―選抜配分機能、社会化機能、正当化機能―について、現在何が起きているのかをみていく(教育社会学概論(1))。
第二に、「学校は役に立たない」という言葉を耳にすることがあるが、学校教育にどのような効用があるのか(役にたっているのか/いないのか)を探る(教育社会学概論(2))。
第三に、教育をめぐる不平等についてみていくとともに、第四に各論として子ども/若者とニューメディア、いじめ問題について扱う(教育社会学概論(2))。
<授業の到達目標>
@社会的機能という観点から学校の果たしている役割を説明できる。
A学校を取り巻く社会の状況を理解し、その変化が学校教育にもたらす影響とそこから生じる課題、並びにそれに対応するための教育政策の動向について説明できる。
B学校や教育行政機関の目的とその実現について、経営の観点から説明できる。
授業計画
第1回:イントロダクション:戦後教育の見取り図とメリトクラシー社会の変容
第2回:[選抜配分機能@]1980年代の学校から社会への移行
第3回:[選抜配分機能A]1990〜2000年代の学校から社会への移行
第4回:[選抜配分機能B]ケーススタディ-現代の高等学校の進路形成と学校経営
第5回:[社会化機能@]教室の社会化メカニズムと学級経営
第6回:[社会化機能A]トラッキングと生徒文化
第7回:[社会化機能B]生徒文化の国際比較
第8回:[正当化機能]学校化社会とは何か
時間外学習
あらかじめ指定された文献等を読んで講義に臨むことが要求される場合がある
学生へのメッセージ
授業は講義形式をとるが、発言の機会をなるべく設けるので積極的に参加してほしい。