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教育社会学概論(2)
[22B5613]
科目名
Course Title
教育社会学概論(2)
[22B5613]
Introduction to Sociology of Education (2)
科目区分・科目種
教育科学コース
クラス
教育科学コース
カラーコード
キャリアデザイン
単位数
1.0
単位
履修年次
1
〜
4
年
担当教員
大多和 直樹
学期
4学期
曜日・時限・教室
金曜
5
〜
6
限
共通講義棟2号館102室
(1)、(2)が付く科目の履修方法
この科目は、(1)及び(2)を連続して履修してください(シラバスは両方とも確認してください)。
ただし留学により連続して履修できない場合は、担当教員に申し出てください。
受講条件・その他注意
留学等により、(1)(2)を異なる年度に履修することを必要とする場合には、必ず教員に連絡のこと。
※実施方法は、新型コロナウイルスの感染状況をみて、第一回で決定する(ただし、学期中も状況により変更の可能性もある)。
授業の形態
講義,実施方法検討中
教科書・参考文献
教科書:大多和直樹2014『高校生文化の社会学―生徒と学校の関係はどう変容したか』有信堂高文社
ALH区分
ALHとして実施
評価方法・評価割合
小論文(レポート)=50%,授業への参加態度=20%(授業内でのディスカッション、リアクションペーパーを含む),ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=30%
主題と目標
授業の概要
教育社会学とは、教育を社会現象として捉える学問といえる。そこに通底する問題関心としては、教育(とりわけ学校教育)がこの社会においてどのような役割を持っているのか、その役割を通じてどのような社会的なメカニズム(さらにはそれにより社会的問題)が生起しているのかという問いがあるといえるだろう。本講義は、この大きなテーマに対して以下に挙げるいくつかの側面から迫っていく。
第一に、学校教育のもつ社会的機能について考えていく。ここでは、我々が当たり前に過ごしてきた学校教育を相対化して捉えることから始め、学校教育の機能を多面的に捉えることを目指す。具体的には、3つの学校の社会的機能―選抜配分機能、社会化機能、正当化機能―について、現在何が起きているのかをみていく(教育社会学概論(1))。
第二に、「学校は役に立たない」という言葉を耳にすることがあるが、学校教育にどのような効用があるのか(役にたっているのか/いないのか)を探る(教育社会学概論(2))。
第三に、教育をめぐる不平等についてみていくとともに、第四に各論として子ども/若者とニューメディア、いじめ問題について扱う(教育社会学概論(2))。
授業の到達目標
@教育のレリバンスについて説明するとともに自分なりの考えをもつことができる
A教育と不平等等の現代の教育課題について説明するとともに自分なりの考えをもつことができる
B学校と地域との連携の意義や地域との協働の仕方について、取り組み事例を踏まえて説明できる。
C学校の管理下で起こる事件、事故及び災害の実情を踏まえて危機管理を含む学校安全の目的と具体的な取組について説明できる。
授業計画
<1:教育の効用>
第1回:教育経済学〜大学を銀行にみたてたら
第2回:教育のレリバンス〜線形モデルと学び習慣モデル
第3回:学力格差と文化資本
第4回:社会階層と教育
第5回:子ども/若者とニューメディア
第6回:学校と危機管理
第7回:ジェンダーと教育
第8回:地域社会と学校
時間外学習
あらかじめ指定された文献等を読んで講義に臨むことが要求される場合がある
学生へのメッセージ
授業は講義形式をとるが、発言の機会をなるべく設けるので積極的に参加してほしい。