生物化学U[22C3112]

科目名
Course Title
生物化学U[22C3112]
Biochemistry U
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 化学科 クラス 化学科
CCBM キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 2

担当教員 相川 京子
大金 賢司
学期 後期
曜日・時限・教室
月曜 3 4 共通講義棟1号館101室

受講条件・その他注意
生物化学I(1),(2)を履修済み、あるいは生体分子に構造など生物化学の基礎知識を有していることが望ましい。また、有機化学I、IIを履修済み、あるいは基本的な有機化学の知識を有していることが望ましい。

授業の形態
講義,演習,対面授業のみ

教科書・参考文献
教科書:ストライヤー基礎生化学(東京化学同人)
参考資料や文献:講義中に随時配布します。教科書中にも引用されていますが、生命科学分野の書籍、科学雑誌、専門ジャーナル等も広く該当します。また、代謝に関しては要点をできるかぎりわかりやすく解説しますが、より深く反応という観点から学びたい人には少しハイレベルですがマクマリー生化学反応機構 (東京化学同人)をお勧めします。

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
期末試験,中間試験,その他=評価に関する詳細(試験、ALH、出席など)は初回の授業で説明します。,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)

主題と目標
生体分子の構造と機能を学び、生命を理解するために必要な諸反応について理解することが本授業の主題である。生物化学I(1)(2)で学んだ「核酸(DNA・RNA)」「アミノ酸・タンパク質」に関する知識に加え、本授業では「脂質」、「単糖と多糖・複合糖質」について分子構造と基本的な機能を知るとともに、分析方法とその原理の理解をめざす。さらには糖や脂質をエネルギーとして利用するための代謝経路の仕組みを学ぶ。最近の研究成果を適宜紹介し、それらが社会にどう関わるのか、活用されているのかについても紹介する。

授業計画
[相川担当]
主な内容: 糖質(単糖、多糖)、複合糖質、タンパク質の生合成
生物化学I(1)(2)において、主要な生体分子のうち核酸(第一の生命鎖)とタンパク質(第二の生命鎖)の構造と分析法ついて学習してきましたが、生物化学IIでは糖質の構造と機能、分析法について学びます。さらには、糖質がタンパク質や脂質と共有結合した複合糖質について生合成経路を学び、生体内における糖鎖(第三の生命鎖)の役割を理解します。合わせて、糖鎖と感染症、糖鎖と血液型に関する分子レベルでの理解を深めるトピックも扱います。ALHとして、適宜調査・考察課題を出し、レポートとして提出してもらいます。

[大金担当]
主な内容: 脂質と細胞膜、代謝の基礎 (解糖系・クエン酸回路・酸化的リン酸化・脂肪酸代謝)
前半で学ぶ糖に加えて、もう一つの主要な生体分子である脂質について、構造・機能・分析法を学びます。代謝については、糖や脂質からエネルギーを産生する経路に関して、なぜエネルギーが取り出せるのか、化学的な視点で分子構造に基づいて学びます。解糖系やクエン酸回路に代表されるような生化学の代謝経路は、多くの化合物が登場して非常に複雑に見えます。しかしながら、生化学的な代謝反応で用いられる化学反応には多くの共通原理が繰り返し用いられており、エネルギー産生 (ATP合成)を担う段階にも共通の化学的な特徴があります。暗記ではなく、代謝経路の背景にある原理・原則を理解することを目標とします。
ALHとして、適宜調査・考察課題を出し、レポートとして提出してもらいます。

時間外学習
授業内容で分からないことは授業後に直接、あるいは後日にメールで質問してください。授業後は教科書や配布された参考資料などを使って復習をしてください。

学生へのメッセージ
生化学を通じて生命の仕組みを学ぶことは、皆さんが健やかに生きていくために大いに役立ちます。また、有機化学、無機化学、物理化学、分析化学で学んだ知識は生化学の理解にも活用できます。将来、薬剤や化粧品、食品等の製造に関わる仕事に就くことを視野に入れている方にとっても、生化学の授業を通じて興味のきっかけを多く見つけることができるのではないでしょうか。

学生の問い合わせ先
aikawa.kyoko@ocha.ac.jp, ohgane.kenji@ocha.ac.jp