生化学[22C4001]

科目名
Course Title
生化学[22C4001]
Biological chemistry
科目区分・科目種 生物学科 クラス 生物学科
カラーコード キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 1

担当教員 植村 知博
学期 前期
曜日・時限・教室
月曜 5 6 理学部2号館405室

授業の形態
講義,対面授業のみ

教科書・参考文献
教科書:山口雄輝編著、成田央著「基礎からしっかり学ぶ生化学」羊土社
参考書:「ヴォート基礎生化学、第4版」東京化学同人、「アメリカ版大学生物学の教科書:第1巻 細胞生物学」講談社ブルーバックス、「キャンベル生物学」丸善出版、「生化学辞典、第4版」東京化学同人、「細胞の分子生物学」Molecular Biology of The Cell、ニュートンプレス、その他にプリントを随時配布

ALH区分
通常授業として実施(11・12限等)

評価方法・評価割合
期末試験=60,小論文(レポート)=30,授業への参加態度=5,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=5

主題と目標
生化学は、細胞生物学や分子生物学と融合して現代の生命科学の基盤となっている分野であり、生命現象の本質を理解するためには必須の学問領域である。本講義では、生命の活動単位である細胞の成り立ちを分子レベルで理解するために、その構成分子の構造、性状、機能に関する基礎的知識を修得する。具体的には、以下の項目を到達目標とする。
1)原核生物と真核生物の類似点、相違点を説明できる
2)生命現象における水の役割を構造や性質から説明できる
3)アミノ酸の構造と性質を説明できる
4)タンパク質の主要な機能を列挙できる/タンパク質の一次から四次構造を説明できる/酵素の基本的性質を説明できる
5)核酸塩基の構造、DNAの構造と機能、RNAの構造と機能を説明できる
6)脂質を分類し、構造の特徴と役割を説明できる/脂肪酸の種類と役割を説明できる
7)生体膜の構造と機能を説明できる
8)グルコースの構造、性質、役割を説明できる/グルコース以外の単糖や二糖の構造、性質、役割を説明できる/代表的な多糖の構造と役割を説明できる

授業計画
第1回
シラバス説明、「生き物とは」、「生化学とは」、「生命の起源」
第2回
「化学進化」、「RNAワールド」、「原核細胞から真核細胞へ」
第3回
「細胞をつくる物質、分子」、「水」、「酸と塩基」、「緩衝液」
第4回
「アミノ酸」
第5回
「タンパク質の構造」、「一次構造」
第6回
「二次構造」、「三次構造」
第7回
四次構造」、「変性と再生」、「分子シャペロン」
第8回
ALH:学内外のセミナーや講演会に参加して、レポートを提出
第9回
ALH:生化学に関連した英文科学記事を読んでレポートを提出
第10回
「核酸とヌクレオチド」、「DNA」
第11回
「RNA」
第12回
「脂質」
第13回
「生体膜」
第14回
「糖質」
第15回
期末テスト

時間外学習
適宜出されるレポート課題について、各種資料を参考にして期限までにレポートをまとめて提出する。自主的な学習に心がけ、授業計画を参考に教科書は予め読んでから講義に臨む。

学生へのメッセージ
毎回、授業の最後に授業の内容に関するコメント・質問カードを配布するので積極的に記入すること。講義途中でも、疑問点があったら質問を歓迎する。講義時間の他、月曜16:40-18:00を質問時間とする。