心理学実践演習:質問紙法[22D6014]

科目名
Course Title
心理学実践演習:質問紙法[22D6014]
Seminar in Psychological Method :Survey and Questionnaire
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 心理学科 クラス 心理学科
カラーコード キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 23

担当教員 石丸 径一郎
学期 後期
曜日・時限・教室
火曜 3 4 共3-207【3講】

授業の形態
講義,演習,実習・実技

教科書・参考文献
参考文献:
石丸径一郎 (2011) 臨床心理学研究法シリーズ第5巻 調査研究の方法 新曜社
鎌原雅彦ほか (1998) 心理学マニュアル:質問紙法 北大路書房
村上宣寛 (2006) 心理尺度の作り方 北大路書房
小塩真司・西口利文(編) (2007) 質問紙調査の手順 ナカニシヤ出版

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=50%,発表=30%,授業への参加態度=10%,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=10%

主題と目標
質問紙法は紙と鉛筆があれば実施できる手軽さから,数多くある心理学の研究手法のうちで非常によく使用される研究手法である。しかし,手軽さの背後には,実施の手続き,質問文の作成,データの処理など数多くのコツがある。そこで本科目では,質問紙法の基礎を学ぶとともに,実際に質問紙を作成し,調査を実施し,分析し,まとめていく作業を通して,質問紙法を実施するための知識とスキルを習得する。
【履修者が到達すべき目標】
・質問紙調査の手順を説明できる
・統計解析ソフトウェアを用いた基本的なデータ処理ができる
・質問紙調査で多用される因子分析を理解し,実施できる

授業計画
第1回 ガイダンス
第2回 質問紙によるデータ収集の実際を体験する
第3回 質問紙法を用いた研究デザイン(観察/介入)と項目の作成
第4回 EXCELとテキストエディタによるデータの入力・クリーニング
第5回 EXCELによる集計・分析
第6回 SPSSによる分析
第7回 EZRによる分析
第8回 ALH 統計的仮説検定と信頼区間について学ぶ
第9回 中間発表会1
第10回 中間発表会2
第11回 中間発表会3
第12回 ALH 測定尺度の信頼性・妥当性について学ぶ
第13回 成果発表会1
第14回 成果発表会2
第15回 成果発表会3

時間外学習
グループに分かれ、質問紙調査の立案、準備、実施、分析を、授業外の時間も利用して行う。

学生へのメッセージ
Excelなどの表計算ソフト、SPSS・EZRなどの統計解析ソフトをある程度使えるようになることを目指します。ノートパソコンを持っている人は持参することをお勧めしますが、持って来なくても授業には参加できるようにします。
図書館等にある情報基盤センター管理のパソコンではSPSS(Base)が使えます。またochaWi-Fiに接続したWindowsパソコンからも設定すればSPSS(Base)が使えます。その他の環境では、MSExcelか、無料ソフトEZRを使用することをお勧めします。
担当教員は臨床心理士として精神科や学生相談の現場で実務経験があり、実践活動と関連させながら解説します。

学生の問い合わせ先
ishimaru.keiichiro@ocha.ac.jp