動物生理学[21C4016]

科目名
Course Title
動物生理学[21C4016]
Animal Physiology
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 生物学科 クラス 生物学科
CCBM キャリアデザイン  
単位数 2.0単位 履修年次 2

担当教員 毛内 拡
学期 前期
曜日・時限・教室
金曜 3 4 生活科学部本館126室

受講条件・その他注意
授業計画にあげた概念やキーワードとそれに関わる現象について理解し,生命活動の理解への手がかりを得ることを目標とする.成績判定の基準には以下のレベルをもうける. 1)個別の項目について基本的な定性的理解をしていること 2)個別の項目について定量的な説明ができること 3)各項目の有機的なつながりにおいて生命現象を説明できること

授業の形態
講義,全面オンライン

教科書・参考文献
毛内拡 著 脳を司る「脳」 講談社ブルーバックス 2020年

評価方法・評価割合
期末試験=50%,授業への参加態度=50% 毎回予習問題を出す。翌週の授業前までに提出する。

主題と目標
外界からの刺激に対する生体の応答について理解を深める学問を生理学といいます。動物の場合は、生体組織・臓器・器官の反応、および行動として表出し、観察することができる。この講義では、動物の生理学(はたらき)を細胞レベルから個体レベルまで網羅的に学習します。 具体的には、身体とそれを司る脳の相互作用という観点から理解を深めます。 講義の前半では、脳神経のはたらきから動物生理学を理解します(神経生理学)。 講義の後半では、さらに脳から全身へと探求を進めて行きます。 ストレス応答や内分泌系、自律神経系を基軸にして、内臓と脳の連関について学習します。 この講義では特に、"運動を持たない"器官と脳の関連について取り上げます。 運動を伴う臓器(筋肉、循環器系、消化器系、腸-脳相関など)については、「バイオメカニクス」で取り上げるので、そちらも併せて履修してください。

授業計画
第1回
神経生理学入門
第2回
脳神経研究の歴史と脳を研究する手法
第3回
脳神経の構造と機能、ニューロンとグリア細胞
第4回
神経興奮のメカニズム(イオンチャネル・静止膜電位、活動電位)
第5回
シナプス伝達のしくみ、記憶・学習
第6回
脳の広範囲調節系(ノルアドレナリン・セロトニン・ドーパミン・アセチルコリン)
第7回
ストレス応答(糖質コルチコイド)、内分泌系・ホルモン(下垂体と副腎皮質)
第8回
自律神経系と情動(喜怒哀楽)、心はどこにあるのか?
第9回
生物時計、生体リズム、睡眠、性周期
第10回
外部環境と脳(五感)、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚
第11回
エネルギー代謝(糖、脂質の分解)
第12回
薬物代謝(ドラッグ、アルコール、依存症)
第13回
神経疾患と精神疾患
第14回
免疫、炎症、感染症
第15回
期末試験

時間外学習
各回数の授業の終了時に,次回の予定を示す。関連項目について,テキストを参考に予習すること。また,授業内容の理解のために,ミニレポートを課すことがある。その際には各自のレポートの結果を基に次のステップに進むので,必ず作成すること。

学生へのメッセージ
格別のオフィスアワーは設定しない.質問等は随時受け付ける.授業で伝えられることは限られている.授業項目を理解するだけでなく,それらから派生するいろいろな事柄に目を向けてほしい.そのためのヒントや,資料を提供する用意はできている。