幼児教育課程概論[24B1407]

科目名
Course Title
幼児教育課程概論[24B1407]
Introduction to Curriculum for Early Childhood Education
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 子ども学コース クラス 子ども学コース
コンピテンシー ◎批判的思考力,◎他者理解力,◎省察的思考力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 西 隆太朗
学期 後期
曜日・時限・教室
火曜 5 6 文教育学部1号館309室

受講条件・その他注意
この科目は2021年度以前入学者のみ履修できます。
2022年度以降入学者は幼児教育課程概論(1)(2)を履修してください。

授業の形態
講義

教科書・参考文献
文部科学省『幼稚園教育要領』
文部科学省『幼稚園教育要領解説』
西隆太朗『子どもと出会う保育学ー思想と実践の融合をめざして』ミネルヴァ書房、2018年

ALH区分
ALHを実施しない

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=80%,授業への参加態度=20%

主題と目標
幼児教育とその実践を支える基本的枠組みについて学びます。教育課程の背景にある思想と、諸外国を含めた現在の潮流を踏まえ、その社会的意義・背景について考察を深めます。保育における体験・関係性・相互性を理解のキーワードとしています。

授業計画
第 1回 幼児教育課程・保育カリキュラムをどう捉えるか
第 2回 幼稚園教育要領・日本における保育カリキュラムの役割と意義
第 3回 幼稚園教育要領の歴史とその社会的背景
第 4回 諸外国における保育カリキュラムと日本との関係
第 5回 教育課程の社会的側面とその意義
第 6回 教育課程の編成・保育における計画の基本原理
第 7回 幼児教育の「領域」を横断する全人的な視野
第 8回 教育課程を支える環境と関係性
第 9回 教育課程と長期的な視野ー保育における移行の体験
第10回 教育課程と幼児の実態を結ぶー保育実践の観察・記録
第11回 幼児の多様なカリキュラム体験を発見・理解する
第12回 教育課程とコミュニティ・地域の関連
第13回 教育課程とアセスメントの相互性
第14回 カリキュラム・実践の評価と省察
第15回 対話に基づくカリキュラム・マネジメントーコミュニティとしての省察
第16回 これからの幼児教育課程のあり方

時間外学習
授業中に紹介する文献に触れるなど、自主的な学習を通して理解を深めることを期待します。

学生へのメッセージ
教育課程について学ぶことを通して、幼児教育のあり方の根本について、みなさんとともに考えたいと思います。その体験を通して、みなさんが自分自身の考えで教育課程と幼児教育の全体像を構想する視点をつかんでいくことを期待します。