建築材料学T[24D2046]

科目名
Course Title
建築材料学T[24D2046]
Building Materials I
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 人間・環境科学科 クラス 人間・環境科学科
コンピテンシー
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 23

担当教員 西尾 悠平
長澤 夏子
学期 後期
曜日・時限・教室
木曜 7 8 生活科学部本館126室

受講条件・その他注意
建築士受験資格に関する科目

授業の形態
講義

教科書・参考文献
参考書:ベーシック建築材料 彰国社  野口貴文,今本啓介,兼松学ほか
ISBN:978-4-395-00883-4

ALH区分
ALHを実施しない

評価方法・評価割合
期末試験=70%,小論文(レポート)=30%

主題と目標
建築材料学は,材料のもつ特性の材料科学的理解を深め,与環境条件下で発揮される性能を把握し,材料選定に必要な性能を正しく理解するが目的となる.本講義では、我が国の主要構造材料である「コンクリート」,「木材」,「鋼材」を利用するうえで必要な材料科学的基礎知識を身に着けることを目標とする.

授業計画
【01ガイダンス・建築材料概論】
講義の目的・到達目標の理解と建築材料学の工学的位置づけの理解
【02建築材料概論】
主要建築材料の種類・特徴などの基礎事項の理解。実建築物における材料の利用状況に関する理解。
建築材料に要求される性能の理解と適材適所の概念の理解。
【03建築材料のリサイクル・環境負荷低減】
建築材料のリサイクル・環境負荷低減に関する理解。
【04コンクリート1】
コンクリートの種類・特徴の理解と、コンクリートの材料(セメント)に関する基礎的事項の理解
【05コンクリート2】
フレッシュコンクリートに関する基礎的事項の理解
コンクリートの材料(混和材、化学混和剤、骨材など)の理解。
【06コンクリート3】
コンクリートの力学的性質、寸法安定性などの理解。
【07コンクリート4】
コンクリートの耐久性・維持管理等に関する理解。
【08コンクリート5】
コンクリートの調合設計の理解。
【09鋼材1】
炭素鋼の製造、種類、力学的性質、用途などに関する基礎的事項の理解。
【10鋼材2】
炭素鋼の力学的性質、耐久性などに関する理解。ステンレスほか特殊鋼の理解。
【11木材1】
木材の種類・用途、製造など基礎的事項の理解。
【12木材2】
木材の力学的性質、耐久性に関する基礎的事項の理解。
【13木質材料】
木質材料の性能と用途、種類などに関する基礎的事項の理解。
【14最新の建築材料】
建築材料に関連する最新の材料・技術に関する理解。
【15期末テスト・解説】
コンクリート・鋼鉄材料・木材の知識の理解度の確認と知識の定着。

時間外学習
建築材料に関するレポート課題を提出すること。
配布資料・参考図書の精読。授業中に説明する内容や配布プリントの重要箇所を復習するとより効果的です。


学生へのメッセージ
建築物には多種多様な材料が存在し、求められる機能・性能に合わせて適切に使用される。本講義で取扱うのは主要構造材料が主であるが、建築物を材料的な観点から見るきっかけになってくれればと思う。