子ども発達論演習[23J2411]

科目名
Course Title
子ども発達論演習[23J2411]
Child Development U
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 保育・児童学コース クラス 人発
コンピテンシー ◎批判的思考力,◎問題解決力,◎省察的思考力
カラーコード  
単位数 2.0単位 履修年次 12

担当教員 辻谷 真知子
学期 後期
曜日・時限・教室
月曜 11 12 大会議室(人間文化研究科棟604室)

受講条件・その他注意
※初回からオンラインで行いますので、参加を検討中の方はtsujitani.machiko@ocha.ac.jp まで事前にご連絡ください。Zoomのアドレスをお知らせします。※

文献講読の回の内容は、受講者の興味関心により柔軟に対応します。初回に相談しますので必ず出席してください。(原則として、前期「子ども発達論特論」で扱わなかった章とします。)

授業の形態
演習,全面オンライン

教科書・参考文献
Richard M. Lerner (編) 二宮克美・子安増生(監訳)(2022)児童心理学・発達科学ハンドブック. 福村出版. (附属図書館に蔵書あり、担当部分を各自複写して使用する)

ALH区分
ALHを実施しない

アクティブラーニングの技法
シンク・ペア・シェア,ミニッツペーパー(リアクションペーパー)

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=50%,発表=50%

主題と目標
主に乳児期から就学前までの子どもの発達に着目した文献の検討をおこなう。受講を通じて、各自が乳幼児期の子どもの経験として重要と考えてきたことを、エビデンスに基づき説明できると同時に、それらを相対化して捉えられるようになることも目指す。「子ども発達論特論」から発展し、より広範な社会的課題との関連や、各自の研究関心との関連を見据えた検討、議論を予定している。

授業計画
第1回
オリエンテーション・担当の相談
第2回
講義1 発達心理学と保育
第3回
講義2 保育と「学び」
第4回
文献購読1 理論と方法
第5回
文献購読2 認知過程・社会情動の過程
第6回
文献購読3 認知過程・社会情動の過程2
第7回
文献講読4 社会情動の過程・生態学的情況の過程
第8回
講義3 子どもと「自己」
第9回
講義4 乳幼児期の認知的発達に関するまとめ
第10回
文献講読5 生態学的情況の過程
第11回
文献講読6 生態学的情況の過程2
第12回
発表1 保育における「遊び」について考える
第13回
発表2 乳幼児期と児童期とのつながりについて考える
第14回
発表3 保育者の役割について考える
第15回
まとめ

時間外学習
前半:担当章の要点および疑問点等を整理してレジュメを準備する。計画・分担は初回に決定する。
後半:担当章の引用文献を中心に、各自の関心に応じて文献調査を行い発表する。受講状況により、グループワークとする可能性もある。

学生へのメッセージ
発達の初期にこそ大切な経験、保育に求められる役割…といったように、乳幼児期には学童期と異なる意味づけがなされています。学童期以降の発達過程も見通しながら、自分の考えを言語化し、様々な知見を手がかりに議論を深めていきましょう。