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西洋社会史料演習U
[24B0300]
科目名
Course Title
西洋社会史料演習U
[24B0300]
Seminar: Historical Materials of European Social History U
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種
比較歴史学コース
クラス
比較歴史学コース
コンピテンシー
◎批判的思考力
カラーコード
単位数
2.0
単位
履修年次
3
〜
4
年
担当教員
安成 英樹
学期
後期
曜日・時限・教室
木曜
3
〜
4
限
文教育学部1号館801室
受講条件・その他注意
原則として前期のTと合わせて通年で履修すること。また西洋史だけでなく、他分野(日本史、アジア史など)を専攻する学生、副プログラムに比較歴史学を選択する学生、グローバル文化学環や他コース・学科の学生も大いに歓迎する。
授業の形態
演習
教科書・参考文献
テクストは英語文献を予定している。具体的には初回授業時に出席者と相談の上で決め、コピーを配布する。また参考文献は適宜授業中に紹介するが、あらかじめつぎの邦語文献などを読んでおくことが望ましい。福井憲彦編『世界各国史12 フランス史』(山川出版社、2001年)、柴田三千雄・樺山紘一・福井憲彦編『世界歴史大系 フランス史2』(山川出版社、1996年)
ALH区分
ALHを実施しない
評価方法・評価割合
小論文(レポート)=20%(期末レポート),発表=40%(レジュメ作成、報告),授業への参加態度=40%(授業中の発言・質問など授業への貢献度)
主題と目標
本授業は、同演習Tに引き続いて、アンシァン・レジーム期フランスの国制、当時の社会の成り立ちや仕組み、人びとの日常生活などについて、基本的な文献を講読することによりその特質を明らかにすることを目的とする。具体的には、アンシァン・レジーム期フランス特有の政治・社会のありようや文化の多様性について広く理解を図り、あわせて近世ヨーロッパ世界全体のもつ特質を検討する。また、外国語の文献を毎週定期的に読む(報告者でないときでも、当然あらかじめ読んでおく)という習慣をつけることで、「外国語を読む」ということを苦にしなくなることをめざしたい。
授業計画
授業では、前期に引き続いてあらかじめテクストの一定分量を参加者に振り当てる。担当者はその担当部分を全訳し、歴史的事項(固有名詞など)について事前に調べておいて、発表・説明してもらう。したがって、報告者は担当箇所についてレジュメを用意する必要がある。テクストは、最新の研究文献、とくにフランスをのみならずヨーロッパ近世全般を論じたもの(原則として英語)を読み進めていきたいと考えている。初回授業時に授業参加者の意向も考慮したうえで決定する。適宜日本語の最新文献もあつかいたいと考えている。したがって初回授業には必ず出席すること。なお、この授業では外国語文献を丁寧かつ正確に読みとる訓練(精読)を行いたいと考えている。また、卒業論文を執筆予定の4年生の卒論中間報告をも行う。
授業を進行する過程で必要な事項の解説や参考文献の提示を適宜行うつもりだが、参加者各自の事前の予習・調査が当然ながら不可欠である。また、留学などの特段の理由がない限り前期の同演習Tと併せて履修すること(この演習だけの履修は原則として不可)。成績は、なにより授業に出席して、質問したり積極的に意見を述べるなど、授業へいかにコミットしたかをおおいに考慮し、あわせて期末レポート、発表時の報告内容といった諸点から総合的に成績を評価する。なお、報告が当たっている回の無断欠席は履修放棄と見なす。
初回授業には必ず出席すること。なお映像資料の活用、各種学会・研究会への参加、学外イヴェントへの参加など、多彩なメニューを織り込む予定。現段階での予定は以下の通り。
第1回 イントロダクション
第2〜3回 テクスト講読
第4〜6回 卒業論文報告
第7〜15回 テクスト講読
(このうち1〜2回では映像資料の視聴と討論を組み込みたい)
以上の内容をフレキシブルに組み合わせ、合計15回に分けて実施する。
時間外学習
授業に関連する歴史学の文献を幅広く自主的に読んでほしい。そのための助言は惜しまない。
学生へのメッセージ
スケジュールを決めるので、初回授業には必ず出席して欲しい。
演習であるから、毎回の出席は大前提である。かつ事前に十分な予習(単に語学辞典を引くだけでなく、ちゃんと意味の通った日本語訳を作り、固有名詞などを事前に調べておく)をしておくことが望まれる。そのうえで活発な質疑・討論を行いたい。素朴な疑問は大歓迎である。なお、office hour は、原則として木曜の12:10〜13:20。それ以外の日に関しても、随時相談にきてもらってかまわない。
学生の問い合わせ先
E-Mail: yasunari.hideki@ocha.ac.jp