マルチメディア[20C5150]

科目名
Course Title
マルチメディア[20C5150]
MultiMedia
科目区分・科目種 情報科学科 クラス 情報科学科
コンピテンシー
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 2

担当教員  
学期 後期
曜日・時限・教室
月曜 5 6 共通講義棟2号館102室

受講条件・その他注意
コンピュータを用いた課題制作を、授業時間外に遂行してもらいますので、 そのためのスキルを既に習得していることを前提とします。 具体的には、ウェブブラウザの使い方、テキストエディタの使い方、 Microsoft Office(またはそれに相当するソフトウェア)の使い方を、 既に習得している必要があります。 これらのスキル習得に関する質問には一切回答しませんので、 必ず情報処理演習系の科目を履修してください。 また本科目では計算機環境を一切提供しませんので、 各自の所属で利用できる計算機を用いるか、 各自で個人所有している計算機を用いてください。

授業の形態
講義,一部対面授業あり

教科書・参考文献
特にありません。講義資料だけで十分です。

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=毎週の講義開始後10分間で小レポートを実施します。,実習成果=合計2回の自由課題提出が必要です。,発表=2回目の自由課題は講義時間中の発表を含みます。

主題と目標
本講義では、マルチメディアを構成する多様なメディアと、 それを支える基盤技術や人的知識について解説します。 まず、マルチメディアを理解するための前提知識としての コミュニケーション技術、デザイン論、リテラシについて論じます。 続いて、そのメディアの制作や伝達を支える基盤技術 (例えばウェブ、ハードウェア、基盤ソフトウェア)を解説します。 さらに、多様なメディア(文書、音響、音楽、静止画、動画、CGなど) の各要素技術について解説し、静止画制作や音楽制作などに関して若干の実演を行います。 マルチメディアコンテンツの自由制作、およびマルチメディアに関するグループディスカッションと発表会を、本講義の最大の課題とします。

授業計画
1. 講義概要
2. コミュニケーションデザインとマルチメディア
3. ウェブとマルチメディア
4. マルチメディアに関係ある先進システム
5. マルチメディアと社会システム
6. デジタル情報処理の基礎知識
7. 文書・言語の情報処理
8. 音響・音楽の情報処理
9. 画像処理
10. コンピュータ・グラフィックス

ただし1項目1週とは限りません。2週にわけて解説する項目もあります。最後の「画像処理」「コンピュータ・グラフィックス」は情報科学科の3年生科目と内容が重複するため簡単な解説にとどめます。

時間外学習
合計2回の自由課題はいずれも時間外学習です。そのうち1回はグループを組むことが推奨されています。

学生へのメッセージ
情報系学科の卒業生が「学生時代に力を入れておけばよかったと就職後に思ったこと」について2009年に文科省が調査をしたところ「プレゼンテーション」「共同作業」の2項目が上位にあったという資料がありました。それを踏まえてこの講義では「情報を発信する・発表する」「共同で議論する」という体験につながる自由課題を出します。
担当教員は企業での実務経験者です。企業勤務時の経験も交えながら授業内容を解説します。