生活調査法[20D0747]

科目名
Course Title
生活調査法[20D0747]
Life Survey Research Methods
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 生活社会科学講座 クラス 生活社会科学講座
コンピテンシー
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 24

担当教員  
学期 前期
曜日・時限・教室
木曜 9 10 生活科学部本館122室

授業の形態
講義,実習・実技

教科書・参考文献
森岡清志編著、2007、『ガイドブック社会調査(第2版)』日本評論社。
参考書は、授業内で適宜紹介する。


評価方法・評価割合
発表=自身の研究テーマについての授業内発表(10%),その他=研究テーマおよび調査に関する課題、調査項目案(70%),授業への参加態度=コメント、調査に関する議論への積極的参加(20%)

主題と目標
社会科学研究における社会調査の意義について理解を深め、その方法の基礎を習得すること、研究課題と仮説の設定、調査票の作成を目標とする。 まず、社会調査の多様な手法として、質的・量的方法等について指導する。次に、構造化調査票を用いた調査の設計、サンプリング、調査票の作成、調査の実施、調査票回収後のコーディングと入力作業等、一連の過程の詳細について説明する。 学生が各自の問題関心に沿った仮説の構築、調査票の作成を行い、一連の調査過程を実際に体験できるようにする。

授業計画
講義の内容、構成についての紹介ガイダンス
社会調査法概論(理論と調査法の関連について)
社会調査の手法(1)質的調査:電話・面接調査、フィールドワーク等
社会調査の手法(2)質的調査:フォーカスグループインタビュー等
社会調査の手法(3)量的調査:構造化調査票を用いた調査(1)
社会調査の手法(4)量的調査:構造化調査票を用いた調査(2)
標本抽出の種類と特性、回収率と回答率
各自の研究課題、調査方法、分析計画の発表と検討
調査票作成の実際(1)調査票全体の構造
調査票作成の実際(2)質問項目案の作成
調査票作成の実際(3)質問文の作成とワーディングの問題
作成された調査票へのコメントと共同評価(1)
作成された調査票へのコメントと共同評価(2)
調査の実施(1)
調査の実施(2)

時間外学習
自身のテーマ設定、問いと仮説の設定、調査項目の作成にあたって、授業時間外にも先行研究・調査の探索・整理が必要となる。

学生へのメッセージ
実際に社会調査を行う経験を得られる授業です。調査によって、学生が対人関係、ジェンダー、家族、仕事、地域社会などについてどのような意識をもつかを明らかにします。社会調査を行う上で必要な実践的な知識を得て、社会に対する理解を深める調査を行います。そのための指導は行いますので、受講生には意欲的に参加してほしいと思います。自ら設定したテーマについてよく調べること、丁寧に社会調査の各過程(たとえば調査票の作成)に取り組むことが必要です。