環境評価学[20D2191]

科目名
Course Title
環境評価学[20D2191]
Environment assessment
科目区分・科目種 人間・環境科学科 クラス 人間・環境科学科
コンピテンシー
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 3

担当教員  
学期 2学期
曜日・時限・教室
月曜 1 2 生活科学部本館126室
月曜 3 4 生活科学部本館126室

授業の形態
講義

教科書・参考文献
毎回、講義資料を配布する。

評価方法・評価割合
期末試験

主題と目標
授業の到達目標:資源・エネルギーの消費に関わる環境影響評価、食品・水の摂取に関わるリスク評価の基礎的知識を習得する。
授業の概要:あいまいとした環境問題を定量的に扱えるように構造化する技法、製品やサービスに内包される環境負荷を評価する手法としてのライフサイクルアセスメント、ヒト健康リスクや生態リスクのリスク評価法を、具体的な例題を通して学ぶ。

授業計画
第1回 環境評価・診断技法
第2回 ライフサイクルアセスメント (LCA) の基礎
第3回 LCAに基づく温室効果ガス排出量の評価:バイオ燃料を事例として
第4回 産業連関分析による環境負荷原単位の作成、環境家計簿への応用
第5回 隠れた物質フローの把握、ストック型社会への転換
第6回 ヒト健康リスク評価の枠組み、化学物質の非発がんリスク
第7回 化学物質の発がんリスク
第8回 曝露係数と水道水質基準値の設定法
第9回 ヒト健康リスクの等価換算
第10回 環境動態解析 (1) 大気環境
第11回 環境動態解析 (2) 水環境
第12回 水生生物の生態リスク評価
第13回 演習:リスク管理−リスク評価の社会実装−(1)
第14回 演習:リスク管理−リスク評価の社会実装−(2)
第15回 期末試験

時間外学習
講義内容を踏まえ、能動的な姿勢で独自に学習することが求められます。

学生へのメッセージ
環境問題を扱う際、問題を構造化して、現況や対策実施の効果をどう定量的に扱えるようにするか、効果はどのような指標で測るべきか、という一連のフレームワークを考える必要があります。このフレームワークを構築するための手法が、環境評価・診断技法です。本講義を通して、環境評価・診断技法の基礎を学びます。