教育社会学特殊講義[21B1054]

科目名
Course Title
教育社会学特殊講義[21B1054]
Advanced Lectures in Educational Sociology
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 教育科学コース クラス 教育科学コース
コンピテンシー
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 寺崎 里水
学期 前集中
日程・時限・教室
2021/08/23 1 8 (9:00 16:30)
2021/08/24 1 6 (9:00 14:50)
2021/08/25 1 4 (9:00 12:10)
2021/08/31 1 4 (9:00 12:10)
2021/09/01 1 4 (9:00 12:10)

受講条件・その他注意
授業形態―その他 文献講読およびミニ演習

授業の形態
講義,実習・実技,全面オンライン

教科書・参考文献
教科書:轟亮・杉野勇『入門・社会調査法-2ステップで基礎から学ぶ』第3版(2017・法律文化社) 参考文献:上野千鶴子『情報生産者になる』(2018・ちくま新書)

評価方法・評価割合
その他=報告、討論への参加(50%)、レポート(50%)

主題と目標
教育社会学における調査法を学ぶ。卒論などで、自分で調査を設計し分析できることを目指し、その基礎をつくる。調査設計および実施方法に力点を置き、文献のほか、ミニ演習を交えて学ぶ。本科目は、社会調査士取得のためのカリキュラムの中のB「調査設計と実施方法に関する科目」である。 一通り、社会調査の過程を全て体験する。とくに仮説作りの苦悩や、なかなか思うようにはいかない分析(論理的推論の末の解決)などを経験できる。 授業は、とくに以下の点の習得に力点をおいて進める。 ア)サンプリング イ)調査票の構成と質問文の作り方 ウ)調査の方法(実査の方法、調査票の配布と回収法等) エ)調査データの整理(コーディング・データクリーニング等)

授業計画
1.イントロダクション・ガイダンス
2.社会調査法の理論的学習1:社会調査の目的と意義
3.社会調査法の理論的学習2:社会調査の企画・設計
4.社会調査法の理論的学習3:サンプリング
5.社会調査法の理論的学習4:ワーディング
6.調査票の研究1:調査票の構成
7.調査票の研究2:質問文の作り方(ALとして先行研究を探し、仮説に応じた質問項目を具体的に作成する作業をしてもらいます。)
8.調査票の設計の実際:実査の方法
9.ワーディングの実際
10.ミニ調査の実施:調査票の配布と回収法等
11.単純集計:エディティング、コーディング、データクリーニング含む(ALとしてデータ入力、データクリーニングなどを実際に作業する課題を課します。)
12.調査票の設計についてディスカッション1
13.調査票の設計についてディスカッション2
14.調査事例に学ぶ1:実際の社会調査を用いた文献から
15.調査事例に学ぶ2:調査の設計について学ぶ

時間外学習
教科書を用いた授業の予習・復習時間は各2時間を標準とします。

学生へのメッセージ
ただ毎日を流されるように生きていると、この授業の意義に気が付くことは難しいでしょう。自然科学ではなく、社会科学で「問題を発見すること」、「問いをたてること」、「実証すること」がなぜ重要なのか、授業を通して実感することを期待しています。