生物統計学[22C4143]

科目名
Course Title
生物統計学[22C4143]
Biostatistics
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 生物学科 クラス 生物学科
コンピテンシー
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 2

担当教員 由良 敬
学期 前期
曜日・時限・教室
水曜 3 4 @理学部1号館605室 A共通講義棟1号館202室

授業の形態
講義,演習,対面授業のみ

教科書・参考文献
ハーバード大学講義テキスト生物統計学入門、Pagano, M. & Gauvreau K.著、竹内正弘監訳
生物統計学入門−具体例による解説と演習−、石居進著

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
期末試験=70,小論文(レポート)=30

主題と目標
生命科学における実験で得られる数値データを正しく解釈できるように、生物統計の基礎を習得することを本授業の到達目標とする。そのために、実際に実験で遭遇しそうなデータを用いて数値解析の理論と方法を展開する。

授業計画
 生命科学のデータ解析に必要な統計手法の基礎を講義する。現在の生命科学研究では、大量データを取り扱うことが多くなった。大量のデータから意味のある結果を得るためには、そのデータを正しく処理することが不可欠である。例えば、データから得られた結果は意味があることなのか、それとも偶然発生している揺らぎなのかを知るためには、統計の基礎を理解する必要がある。近年のコンピュータの発展により、難しい数式ではなくシミュレーションを通して、視覚的直感的に統計を理解することが可能となった。ここでは、コンピュータシミュレーションを駆使して、データの表示記述法、確率と確率分布、誤差、推定と検定、分散分析、回帰分析などを講義する。

時間外学習
統計学は実学なので、実際に使うことが理解への近道です。身の回りにある現象を統計的に調べるとどのようになるかを、日頃からよく考え、実践してください。

学生へのメッセージ
実際に計算をしてもらうこともあるので、計算機(PCでも可)を持参することをすすめる。各回の最後に小問を出題し、週末までに提出してもらう。採点結果にもとづき、次の講義時間最初に小問の解説を行う。これらの小問の採点結果と定期試験の結果および出席で成績をつける。

学生の問い合わせ先
生物学は統計を頻繁に利用する学問です。統計学は数式を使った実学です。使ってなれていくことが理解の一番の近道です。間違いを恐れずにどんどん使ってみましょう。