心理統計法(心理学統計法)[22D6011]

科目名
Course Title
心理統計法(心理学統計法)[22D6011]
Psychological Statistics
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 心理学科 クラス 心理学科
コンピテンシー
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 2

担当教員 伊藤 大幸
学期 前期
曜日・時限・教室
火曜 7 8 共通講義棟2号館102室

受講条件・その他注意
社会調査士資格の標準カリキュラム【D】社会調査に必要な統計学に関する科目に認定されています。
パソコンを利用した演習を行います。対面授業の際はノートパソコンを持参してください。持参が難しい方がいる場合は、ITルームなどで授業を行います。

授業の形態
講義,演習,対面授業のみ

教科書・参考文献
【参考文献】山田剛志・村井潤一郎『よくわかる心理統計』ミネルヴァ書房
【参考文献】南風原朝和『心理統計学の基礎−統合的理解のために』有斐閣

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
その他=60%(毎回の確認課題),授業への参加態度=20%,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=20%

主題と目標
心理学の研究を行う上で必須となる統計的なデータ解析手法に関する基礎的事項について学習します。各種の統計的な記述指標や分析手法における概念、意義、性質、および実際のデータに適用する際の注意点などについて的確に理解することを目的とします。
深い学びを実現するため、アクティブ・ラーニングを意識した授業を実施します。毎回の授業では、まず統計学的な指標や分析の手法について、受講者に質問を投げかけながら対話的な講義を行います。その後、受講者自身が紙とペン、表計算ソフト、統計ソフトなどを利用して、指標の算出やデータ分析を行います。また、授業後には理解度を確認するための課題を提出していただきます。

授業計画
1 変数の種類・尺度水準と基本統計量(代表値・散布度)
2 変数の線形変換と標準化
3 クロス集計表と連関係数
4 共分散と相関係数
5 相関と共変と因果(偏相関係数・重回帰分析)
6 測定の信頼性と妥当性
ALH1 中間レポート
7 標本抽出法の理論と標本分布
8 確率論の基礎
9 推定・検定理論の基礎
10 効果量と信頼区間
11 t検定、分散分析(1)
12 t検定、分散分析(2)
13 カイ二乗検定、相関係数の検定
ALH2 期末レポート

時間外学習
毎回の授業後にGoogleフォームで理解度を確認するための課題を実施します。

学生へのメッセージ
統計学の知識とスキルは心理学の研究はもちろんのこと、日常生活や仕事の幅広い文脈で活用することができます。マーケティング、経営、人事、保険、金融、教育、医療、スポーツなど、多様な分野で統計が利用されています。また、心理臨床の実践においても、「エビデンスに基づく実践」の理念が広がっており、科学的な研究知見を読み解くことのできる統計の知識が必須となります。ぜひ高い目的意識をもって授業に参加していただければと思います。

学生の問い合わせ先
ito.hiroyuki@ocha.ac.jp