予測生物学[22S0268]

科目名
Course Title
予測生物学[22S0268]
Predictive Biology
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 共通科目(前期課程) クラス 博士課程共通
コンピテンシー
カラーコード  
単位数 2.0単位 履修年次 13

担当教員 由良 敬
学期 3学期
曜日・時限・教室
木曜 5 8 @共通講義棟1号館107室 A共通講義棟1号館106室

受講条件・その他注意
本講義では、各自のノートPCに分子構造を扱うプログラムをダウンロード・インストールして実習を行います。よって、講義にはご自身のノートPCを持参してください。機種はMachintoshが望ましいですが、Windowsでもかまいません。学内の無線LANを使用できるようにしておいてください。内容・日程について相談可能ですので、受講希望の学生は第1回目の講義には必ず出席して下さい。

授業の形態
講義,実習・実技,対面授業のみ

教科書・参考文献
教科書は使用せず資料を配布します。参考書は適宜紹介します。

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=講義の内容を踏まえ課題を与えます。

主題と目標
 生命科学をミクロな視点で見る時に、タンパク質の立体構造や生命機能を有する低分子、およびこれらの複合体の分子構造をコンピュータを用いて示す事が現象を理解するうえで非常に有用です。近年ではウエットの研究者であっても分子構造の解析リテラシが効率的に研究を進めるために重要なファクターとなっています。
 本講義では、分子構造を研究するためのソフトウェア、特にPyMOLなどのタンパク質構造ビュワーの使いこなしをPDBファイル形式の理解と共に修得し、研究に役立つツールとすることを目標としています。また、タンパク質立体構造を予測する方法についても実習を行う予定です。立体構造が未だ解かれていない場合もまだあきらめるのは早いということを実感してもらいたいと考えています。

授業計画
第1回
10月06日
13:20 - 14:50 講義全体の説明、実習詳細についての相談
第2回
10月13日
13:20 - 16:30 タンパク質立体構造など分子構造取扱いのためのソフトウェアの
        インストールと簡単な使い方
第3回
10月20日
13:20 - 16:30 タンパク質のホモロジーモデリング演習
第4回
10月27日
13:20 - 16:30 タンパク質の低分子ドッキング演習
第5回
11月10日
13:20 - 16:30 タンパク質の高分子ドッキング演習
第6回
11月17日
13:20 - 16:30 タンパク質の分子動力学演習
第7回
11月24日
13:20 - 16:30 タンパク質の動画作成

時間外学習
タンパク質やDNA/RNAの立体構造から情報を抽出するセンスを身につけるためには、常に構造と機能の関係を意識する必要があります。時間外でも自らが対象としている事象の構造を気にしてください。

学生へのメッセージ
この授業は、教室での授業をZOOM中継することでZOOMと対面を同時に行います。分子構造のセンスを身に着けて研究に役立てられるようにしましょう。また、本講義の主題と目標に関連する範囲で、受講者が得たいスキルがあり、他の受講者も納得できれば講義内容を変更して取り扱うことも考えています。受講者は少ないと考えられますので、講義日程などについても場合によっては柔軟に対応します。興味がある学生は、ぜひとも第1回目の講義に出席してください。受講者数によって内容の調整が必要となりますので、本講義を受講する場合は、事前に担当教員に連絡をしてください。