社会調査の設計と実施[23B1214]

科目名
Course Title
社会調査の設計と実施[23B1214]
Design and Implementation of Social Research
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 社会学コース クラス 社会学コース
コンピテンシー ○批判的思考力,○協働力,○他者理解力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 廣瀬 毅士
学期 後期
曜日・時限・教室
金曜 3 4 共通講義棟2号館102室

受講条件・その他注意
社会調査士認定科目Bに科目申請している。
社会調査士認定科目Aに対応した授業の単位を履修・修得していることが望ましい。

授業の形態
講義

教科書・参考文献
轟亮・杉野勇・平沢和司編,2021,『入門・社会調査法(第4版)』京都:法律文化社.

ALH区分
ALHを実施しない

アクティブラーニングの技法
AL技法は授業に用いない

評価方法・評価割合
期末試験=60%,授業への参加態度=40%

主題と目標
【主題】
社会調査を企画、実施、分析し、報告書としてまとめるための一連の具体的な知識を学び、理解する。主として質問紙を用いた統計的調査を取り上げ、その理論と実施の技法を学ぶ。社会調査の技法的な側面に着目することで、いかにして調査を企画するか、いかにしてデータを集めるかという実施の技法を習得する。
1)社会調査の中でも、特に質問紙を用いた量的調査の概要を理解する。
2)調査の企画・仮説構築や標本抽出などの基礎理論について理解する。
3)質問紙の作成、実査に至るまでの一連の実施方法について習得する。

【目標】
研究・業務の基礎となる現状認識のための技術として、社会調査リテラシーを身につける。
1)科学的な社会調査の方法論について理解し、説明することができるようになる。
2)自分の問題意識に応じた調査課題を立て、適切な手法を選択することができるようになる。
3)データ収集の具体的な実施計画をプランニングすることができるようになる。

授業計画
第1回
イントロダクション
第2回
社会調査のプロセス
第3回
社会調査の企画――問い、仮説、操作化
第4回
調査方法を選ぶ――統計調査のバリエーション
第5回
調査票を作る(1)――調査票の体裁、質問配置とフロー
第6回
調査票を作る(2)――質問文の作成:ワーディングと構文
第7回
調査票を作る(3)――選択肢の作成、MECEの原則、変数の尺度
第8回
社会調査の技法に関する論述
第9回
標本設計の方法(1)――有意抽出法、割当法、無作為抽出法の特徴
第10回
標本設計の方法(2)――標本統計量の標本分布、必要な標本サイズ
第11回
標本調査の理論と実際――系統抽出、多段抽出、層化抽出
第12回
調査の実施――実査時の注意点、回収時点検
第13回
データセットの作成――エディティング、コーディング、データクリーニング
第14回
調査データの集計・分析、結果のまとめ方
第15回
社会調査の現代的課題

時間外学習
インターネット上に社会調査・世論調査の実例の情報がたくさん存在するのでそれらについて自分でよく調べること。

学生へのメッセージ
担当教員は非常勤講師であるので、質問・相談は基本的に授業後に受ける。それ以外の時間を希望する場合は、メールにてアポイントメントをとること(必ずしも希望に応えられるとは限らないので要相談)。

学生の問い合わせ先
連絡用のメールアドレスを授業時に知らせる。