国際共生社会論実習[23N0084]

科目名
Course Title
国際共生社会論実習[23N0084]
Convivial Global Society
授業言語
Language
Japanese,English
科目区分・科目種 全学共通科目 クラス 全学科
コンピテンシー ◎批判的思考力,◎他者理解力,◎省察的思考力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 平山 雄大
小田 亜紀子
学期 通不定期

受講条件・その他注意
 履修希望者向け説明会(5月開催)の後、履修希望者が提出する語学試験の成績や小論文を総合的に審査し履修生を決定します。

 事前学習(6〜7月)、現地調査(8月もしくは9月、8日間程度)、事後学習(10〜11月)への参加が必須です。現地調査のみの参加は認められません。

 現地調査の訪問国はカンボジア、ブータンを予定していますが、先方国の事情等によって変更になる場合があります。また新型コロナウイルスの状況次第では、現地調査の日程が大幅にずれることや、現地に行くことができずに代替の活動を行うことも想定されます。

授業の形態
講義,実習・実技,対面授業のみ

教科書・参考文献
 教科書は指定しません。参考文献は授業内で適宜紹介します。

ALH区分
ALHを実施しない

アクティブラーニングの技法
シンク・ペア・シェア,ブレインストーミング,輪読,映像活用学習,アンケート調査,フィールドワーク,PBL(プロジェクト学習)

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=【40%】自身の研究課題に関して、深い考察がなされているかを評価する。,発表=【20%】事前学習や報告会における発表の内容を評価する。,授業への参加態度=【40%】授業への積極性、チームの一員として主体的に行動できているかを総合的に評価する。

主題と目標
■概要(主題)
 本科目は、開発途上国を巡る諸相と国際協力・SDGsに関する理解を深めることを目的に実施する実習科目である。

 履修生は、開発途上国における研究・国際協力の実績を有する担当教員の指導のもとで、@事前学習(6〜7月)、A現地調査(8月もしくは9月、8日間程度/訪問国はカンボジア、ブータンを予定)、B事後学習(10〜11月)を行い、貧困、ジェンダー、教育、地域間格差等のグローバルな課題についての理解を深める。

 具体的には、@事前学習において、資料の購読・発表、外部有識者による講演等を通して訪問国の歴史・政治経済・社会等に関する理解を深めるとともに、履修生各自が興味関心・問題意識に則した研究課題を設定し現地調査の計画を策定する。A現地調査では、各自の研究課題に関連する諸機関の訪問・見学、都市部・農村部に暮らす人々や住民組織へのインタビュー等を行うと同時に、その国に根づく文化・価値観・生活様式に触れ、異文化への、もしくは開発途上国への自分なりの対峙の仕方を模索する(国際共生社会実現へのヒントを見つける)。帰国後は、B事後学習を通して現地調査の内容を振り返り、研究課題に分析・考察を加え報告書を作成する。また、報告会の開催等を通してその成果を外部へ発信する。

■到達目標
1. 漠然とした興味関心・問題意識を、学術的な研究課題として組み立てまとめる力を身につける。
2. 現地調査の計画及び実践を通して、調査技法を身につける。
3. 現地調査(特にインタビューの実践)を通して、英語によるコミュニケーション能力を向上させる。
4. プログラムを通して得た学びを、さらなる学習・研究や国際協力の実践活動(インターンシップ、ボランティア等)に繋げる。

授業計画
【@事前学習】(6〜7月)
 資料の購読・発表、外部有識者による講演等を通して訪問国の歴史・政治経済・社会等に関する理解を深めるとともに、履修生各自が興味関心・問題意識に則した研究課題を設定し現地調査の計画を策定する。

【A現地調査】(8月もしくは9月、8日間程度)
 計画に基づいて現地調査を実施し、履修生各自の研究課題に関連する諸機関の訪問・見学、都市部・農村部に暮らす人々や住民組織へのインタビュー等を行うと同時に、その国に根づく文化・価値観・生活様式に触れ、異文化への、もしくは開発途上国への自分なりの対峙の仕方を模索する。

【B事後学習】(10〜11月)
 現地調査の内容を振り返り、研究課題に分析・考察を加え報告書を作成する。また、報告会の開催を通してその成果を外部へ発信する。

◆スケジュール
・履修希望者向け説明会(5月10日(水)、5月12日(金))
 時間はいずれも12:30-13:00。場所は共通講義棟2号館101教室。
 両日同じ内容について説明する。履修希望者はどちらかに参加すること。

・選考(5月中旬〜下旬)

・事前学習(6〜7月)
 オリエンテーションを含め7回(予定)。

・現地調査(8月もしくは9月、8日間程度)
 訪問国はカンボジア、ブータン(予定)。申請時にどちらかを選択。

・事後学習(10〜11月)
 現地調査の振り返り、研究課題の分析・考察、報告書の作成、報告会における発表等。

※事前学習及び事後学習に関して:カンボジアチームは毎週水曜3-4限(10:40〜12:10)に、ブータンチームは毎週水曜5-6限(13:20〜14:50)に実施する。

時間外学習
 参考文献の講読等を通した授業の予習、発表に向けた準備、レポートを作成するにあたっての情報収集・文献調査等が必要です。

学生へのメッセージ
 現地調査はもちろんのこと、事前学習における研究課題の設定、事後学習における振り返りや報告書作成等、負担が大きくなることが予想されます。本気で本科目に向き合う、意欲ある学生の履修を期待しています。

学生の問い合わせ先
 グローバル協力センター(学生センター棟3階)
 03-5978-5546
 info-cwed@cc.ocha.ac.jp
 https://www.cf.ocha.ac.jp/cwed/

 担当教員:
 グローバル協力センター特任准教授 小田亜紀子(おだあきこ)
 oda.akiko@ocha.ac.jp
 グローバル協力センター講師 平山雄大(ひらやまたけひろ)
 hirayama.takehiro@ocha.ac.jp