自然と人間[24B0106]

科目名
Course Title
自然と人間[24B0106]
Humanity and Nature
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 地理学コース クラス 人文科学科
コンピテンシー ○創造的思考力,○問題解決力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 12

担当教員 宇根 寛
長谷川 直子
学期 前期
曜日・時限・教室
火曜 9 10 共通講義棟2号館101室

受講条件・その他注意
理学部、生活科学部の方も含め、「環境」や「防災」に関心がある学生の履修を歓迎します。

授業の形態
講義

教科書・参考文献
教科書は指定しません。
授業内容に関連する参考文献,参考書は授業内でその都度提示します。
全体を通じた参考書として下記を挙げておきます。
『地図づくりの現在形 地球を測り、図を描く』 宇根寛・講談社
『今こそ学ぼう 地理の基本』 長谷川直子ほか・山川出版社
『今こそ学ぼう 地理の基本 防災編』長谷川直子・鈴木康弘編・山川出版社

ALH区分
ALHを実施しない

アクティブラーニングの技法
ミニッツペーパー(リアクションペーパー),復習テスト

評価方法・評価割合
期末試験=最終回に授業の振り返りのための授業内試験を実施します。講義資料,ノート等持ち込み可。(5割),小論文(レポート)=毎回その日の授業についてのリアクションレポートを提出していただきます。(3割),授業への参加態度=リアクションレポートの提出状況や授業内での積極性などを評価します。(2割)

主題と目標
地理学は,地域の自然環境と人との関わりを理解し,分析し,適切な関わり方を考察する科学です。この授業では,地域ごとにさまざまな自然を理解し,その自然と人がどのように関わっているかを理解するための最も基本的なツールである地図についての基礎知識を習得し,地図リテラシーを身につけた上で,自然と人の関わりがもたらす事象である環境と災害を具体的に取りあげ,環境問題と災害問題の本質を理解することを通して,身のまわりの自然に目を向け,常に自然との関わりを意識して生活する社会人となることを目指します。
本授業は,地理学の最も基本となる考え方を身につけるものであり,学部1年生や,これまで地理学関係の授業を受けたことがない人の入門となります。

授業計画
授業の予定
1.4/9 オリエンテーション(授業の進め方・評価方法)、導入〜地理学の方法論、
2.4/16 地図とは何か、地図の種類,縮尺と投影法
3.4/23 地形図,地形表現
4.5/7 地理空間情報,地理院地図
5.5/14 水循環とバーチャルウォーター
6.5/21 大気循環と気候
7,5/28 気候変動 緩和と適応
8.6/4 気候と宗教,文化
9.6/11 エネルギー,人口,食糧問題 
10.6/18 災害サイクル,災害と地図
11.12. 土地の成り立ちと災害の関係を理解するための校外学習(6月下旬の土曜日を想定。詳細は授業開始後相談します)
13.7/2 ゲスト講師 (地理の知識を生かした仕事をされている方のお話)
14,7/9 仙台防災枠組と日本の貢献
15.7/16 まとめと振り返り

時間外学習
毎回,その日の授業で学んだことや疑問を持った点などを記載したリアクションレポートを翌日中までに提出していただきます。

学生へのメッセージ
・高校での地理Bや地理探究の履修がなくても理解できる平易な内容とします。また,2022年度から必履修化された「地理総合」の柱である「地図・GIS」「防災・環境」の内容を含んでおり,「地理総合」が履修できなかった学生を補完することになります。
・リアクションレポートは重要なコミュニケーションツールと考えますので,講義で学んだことを自分なりに真剣に考え,その結果を記載してください。
・第1回目からリアクションレポートを提出していただきますので、受講希望者は出来る限り出席してください。
・主教員は国土地理院職員として38年間にわたり勤務した経験を有しており,その実務経験を活かして講義を行う科目です。

学生の問い合わせ先
連絡先を授業内で提示します。