公衆衛生学[24D1001]

科目名
Course Title
公衆衛生学[24D1001]
Biomedical Sciences and Society
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 食物栄養学科 クラス 食物栄養学科
コンピテンシー
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 3

担当教員 谷川 武
菅河 真紀子
野田 愛
佐藤 瑶子
学期 前期
曜日・時限・教室
水曜 3 4 生活科学部本館128室

受講条件・その他注意
特に設けないが、真剣に授業に参加する学生であることを望む。

授業の形態
講義

教科書・参考文献
○教科書
書名「新スタンダード栄養・食物シリーズ1 社会・環境と健康」(東京化学同人)

○参考書
書名『「国民衛生の動向 2021/2022」(厚生統計協会)

ALH区分
ALHを実施しない

評価方法・評価割合
期末試験=50%,授業への参加態度=50%

主題と目標
我々の健康に影響を及ぼす、社会環境に関する主要な事項についてその特徴、問題点、そして採られている政策などについて講義を行う。講義を通して多様な社会環境と人の健康に関わる問題を多面的に捉え、科学的に解明する能力の獲得を目指していく。目標達成に関しては試験等で判定する。

授業計画
1.導入(公衆衛生のトピックス:睡眠と健康、災害時の公衆衛生活動)        
2.社会と健康(健康の概念とその歴史的変遷、公衆衛生の歴史)           
3.環境と健康(生態系の中の人間生活、環境汚染と健康、環境衛生)        
4.健康、疾病、行動に関わる統計資料@(保健統計、人口静態統計、人口動態統計)    
5.健康、疾病、行動に関わる統計資料A(生命表、疾病統計、その他の保健統計)   
6.健康状態、疾病の測定と評価(疫学の概念、疫学指標、疫学の方法、バイアスと交絡、スクリーニング、
 根拠に基づいた保健対策、安全性の確保、疫学研究と倫理、情報収集の方法、情報マネジメント)
7.生活習慣の現状と対策(健康に関する行動と社会、身体活動、運動、喫煙行動、飲酒行動、睡眠、休養、
 ストレス、歯科保健行動、疾患に影響する行動特性、その他のリスク行動とリスク低減について)
8.生活習慣の現状と対策(健康日本21(第二次)、特定健康診査、特定保健指導) 
9.主要疾患の疫学と予防対策@(生活習慣病の概念、主要部位のがん、循環器疾患、代謝疾患)                                                 10.主要疾患の疫学と予防対策A(骨、関節疾患、歯科・口腔疾患、感染症、精神疾患、自死、その他の疾患)                                     
11.保健、医療、福祉、介護の制度@(医療制度:社会保険の概念、保健・医療・福祉における行政のしくみ)
12.保健、医療、福祉、介護の制度A(福祉制度と保健制度@:福祉制度、地域保健、母子保健、成人保健)
13.保健、医療、福祉、介護の制度B(介護制度と保健制度A:介護制度、高齢者保健、産業保健、学校保健)  
14.保健、医療、福祉、介護の制度C(医療・福祉・介護の連携、国際保健、世界の医療)
15.振り返り                                                                                   

時間外学習
自身が興味を有している公衆衛生学に関する社会の問題について資料を収集し、各自論点を整理するとともに課題解決のための対策を考える。

学生へのメッセージ
指定された教科書や参考書の予習と復習に心掛ける。また、新聞、インターネットなどのメディアを通して保健、医療、介護を取り巻く社会の動きを注視することにも努める。質問等は講義中にも受け付けるが、その他メールでも受け付ける。

学生の問い合わせ先
谷川 武   tt9178tt9178@gmail.com
野田 愛   a-noda@juntendo.ac.jp     
菅河 真紀子 sugawa.makiko@ocha.ac.jp