ヒトと文化(1)[24D2112]

科目名
Course Title
ヒトと文化(1)[24D2112]
Introduction to Human Biology(1)
科目区分・科目種 人間・環境科学科 クラス 人間・環境科学科
コンピテンシー ◎他者理解力,○創造的思考力
カラーコード
単位数 1.0単位 履修年次 14

担当教員 近藤 恵
学期 1学期
曜日・時限・教室
水曜 1 2 生活科学部本館209室

(1)、(2)が付く科目の履修方法
この科目は、(1)及び(2)を連続して履修してください(シラバスは両方とも確認してください)。
ただし留学により連続して履修できない場合は、担当教員に申し出てください。

受講条件・その他注意
受講条件は特になし。

授業の形態
講義

教科書・参考文献
教科書は特に指定しない。
毎授業時にプリントを配布し理解の助けとする。

ALH区分
ALHを実施しない

評価方法・評価割合
期末試験=60%,小論文(レポート)=10%,授業への参加態度=30%

主題と目標
ヒトと文化(1)および(2)では、全体として、進化の結果として得た現在のヒトの身体的特徴を概観するとともに、それら身体形質の特徴が、ヒトの持つ特殊な生活様式と環境〈特に文化環境〉と強く関係していること、また、「直立姿勢と二足歩行」という特質がヒトの他の諸特徴、たとえば、大きな脳と小さな顔面、音声言語の獲得、身体の無毛性、また家族の形成などとも直接的・間接的に深く関連していることを理解する。第1学期の(1)は第2学期の(2)の内容の基礎・基盤をなす部分である。

授業計画
第1回 イントロダクション
第2回 I.ヒトの定義
第3回 U.ヒトの特徴 1.直立姿勢と二足歩行@
第4回  1.直立姿勢と二足歩行A 
第5回 2.文化と身体形質@
第6回  2.文化と身体形質@
第7回 3.咀嚼器官(咬器)の退化
第8回 授業中に提示する課題への取り組み@


参考のため、「ヒトと文化(2)」の講義内容を紹介しておく。
第9回 4.脳の発達
第10回 5.生理的早産(習慣的早産)
第11回 6.成長遅滞 
第12回 7.無毛性
第13回 8.音声言語
第14回  9.繁殖期の季節性欠如(周年化)と発情期の非顕現化(長期化)
第15回 授業中に提示する課題への取り組みA

時間外学習
指定する施設の見学もしくは指定する映像教材の視聴により、授業に関連する分野についてレポートを課す予定。詳細は授業中に説明する。

学生へのメッセージ
授業をヒントに、ヒトの身体の特徴について、じっくりと観察してほしい。さらにそれらの特徴と、ヒトが発達させてきた文化との関連について、考察してみてほしい。自分自身のことであるにもかかわらず、意外に気づいていないことがたくさんあるのがわかると思う。