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衣環境学特論
[24K6025]
科目名
Course Title
衣環境学特論
[24K6025]
Clothing Environmental Sciences, Advanced Course
科目区分・科目種
生活工学共同専攻
クラス
生活工学
コンピテンシー
○批判的思考力,○創造的思考力,○問題解決力
カラーコード
単位数
2.0
単位
履修年次
1
〜
2
年
担当教員
雨宮 敏子
学期
前期
曜日・時限・教室
金曜
7
〜
8
限
授業の形態
講義
教科書・参考文献
必要に応じて資料を配付する.
参考文献は適宜授業内で紹介する.
ALH区分
ALH(自発的な学習時間枠)※を実施する
評価方法・評価割合
発表=50%,授業への参加態度=50%
主題と目標
授業の到達目標:衣環境に関連する内容に関し,基礎的な事項を習得する.
授業の概要:生活工学の観点から衣服の着心地に大きく影響する衣環境に関して論じる.衣服内の温湿度と快適感,衣服材料の吸湿性、保温性,通気性などの性質と衣環境との関連,人間の発汗や体温維持などの温熱生理学,快適性評価などについて理解する.
授業計画
第1回 はじめに:授業の進め方の説明と,生活工学における衣環境学の定義および歴史について理解する.
第2回 温熱環境と人間:各種温熱因子や指標,国内外の気候について学び,人間を取り巻く外界の温熱環境に対する理解を深める.
第3回 衣服と体温調節:着衣基体である人間の体温の定義や測定法,体温調節機構を把握する.
第4回 衣服内気候:「人間−衣服−環境」の系をふまえ,衣服内気候の制御と快適感覚との関係を理解する.
第5回 快適性の評価:快適性を決定する各種要因と快適性に対する評価方法について学ぶ.
第6−7回 衣服材料の熱水分移動特性:衣服材料を介在させた人間と環境間の熱水分移動特性について理解する.
第8回 人体の動作と衣服の快適性:人体の運動機構について理解し,着用時の発汗や体形変化および衣服圧などと衣服材料および衣服デザインとの関係について考察する.
第9回 (ALH)関連学会やセミナーへの参加,研究施設などの訪問,または文献購読を行う.
第10回 皮膚の衛生と衣服:皮膚の機能を学び,衛生に関わる機能をもつ衣服材料について知る.
第11回 衣服に関わる安全性と危険性:人体の安全性を高める衣服と危険性のある衣服,製品基準や規制について学ぶ.
第12回 トピック1:ユニバーサル服
第13回 (ALH)これまでの講義で得た知識を広げ,理解を深めるための文献や資料を収集し,講読および考察を行う.
第14回 トピック2:スポーツウェア,履物
第15回 まとめ:快適な衣服とは何かについて討論し,今後,生活工学的な側面から期待される衣服について考察し,全体を総括する.
(通常講義13回+ALH2回)
時間外学習
毎回の授業の復習とともに衣服材料に関する基礎的知識の習得を行うこと.その他必要に応じて授業内で指示する.
学生へのメッセージ
教室は、初回授業開始前に担当教員にお問い合わせ下さい。
・問い合わせ先:生活工学共同専攻・教務担当教員