自然と人間[25B0106]

科目名
Course Title
自然と人間[25B0106]
Humanity and Nature
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 地理学コース クラス 人文科学科
コンピテンシー ○問題解決力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 12

担当教員 長谷川 直子
学期 前期
曜日・時限・教室
火曜 9 10 共通講義棟2号館102室

受講条件・その他注意
なし

授業の形態
講義

教科書・参考文献
教科書は指定しない。
最終レポートに関係する図書は、
朝日新聞取材班2024「8がけ社会――消える労働者 朽ちるインフラ」 (朝日新書)

毎回の授業内容に関連する参考文献は初回の授業並びに毎回の授業で提示する。
関連参考図書(20冊くらい)は最初の講義で紹介するがあえて挙げるなら 
石弘之編「環境学の技法」東京大学出版会
石弘之「必読!環境本100」ISBN-10: 4582742076、
石弘之「地球環境報告」岩波新書
養老 孟司 竹村 公太郎「本質を見抜く力ー環境・食料・エネルギー」PHP新書¥798

ALH区分
ALH(自発的な学習時間枠)※を実施する

アクティブラーニングの技法
ミニッツペーパー(リアクションペーパー)

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=当日ブリーフレポートをほぼ毎回課します(計5割)。それ以外に授業の全体総括レポートを1回課します(5割)。総括レポートの締め切りは8月15日です,ALH(自発的な学習時間枠)=GW中に行う宿題を課します。その準備を、第1回、第2回目の授業で行います。

主題と目標
この講義では、学部1年生向けの環境学・防災概論を想定しています。環境関係の授業を受けたことがない人に向いています。
環境や災害問題を理解するためのアプローチ方法を学び、実践します。環境観を身につけることは人生観に通じるという理念のもと、ここで身につけたアプローチ方法はその後の様々な問題に応用できることでしょう。

授業では、教員の役割としては、学生が考えるきっかけとなる問題提起をします。学生自らが主体となって考えることを中心とした授業です。

授業計画
授業の予定
4/15 1. グローバリゼーションと環境問題(映像から) PCかタブレット持参を推奨
4/22 2. 環境問題の構図の捉え方 (ブレインストーミング)
GW中各自 ALH1、2. 環境問題の構図の捉え方(KJ法による理解)
5/13 3. 環境観の構築とは?なんのために学ぶのか?
5/20 4. 琵琶湖研究からトランス・サイエンス問題群へ
5/27 5. 環境問題の原因の捉え方(ルートコーズアナリシスによる理解)
6/3 6. 環境倫理学、環境経済学
6/10 7. 高校地理から学ぶ防災教育(ゲスト:附属高校沼畑先生)
6/17 8. 里山資本主義、環境リスク論、エネルギー、人口、食糧問題
6/24 9. 暮らしで使われる地理・地図 ー災害・防災を例にー
7/1 10.地理が生きる仕事ー自然保護ー (ゲスト:公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会)
7/8 11.地理が生きる仕事ー地図を作るー (ゲスト:朝日航洋株式会社)
7/15 12.地理が生きる仕事ー地図を活用するー (ゲスト:株式会社ナビタイムジャパン)
7/22 13.地理が生きる仕事ーまちづくりコンサルタント(ゲスト:株式会社プレック研究所)

時間外学習
ほぼ毎回、ブリーフレポートを課します。これについては授業内に書く時間が取れないので、後日(授業の週の日曜日締め切り)で提出をしてもらいます。この作成の時間を取る必要があります。

学生へのメッセージ
・毎回、講義のたびに疑問点を投げかけます。それらについて真剣に考えてみてください。本人なりに、考えることが重要だと思っています。そのようなレポート(や姿勢)を評価します。
・理学部、生活科学部の方も含め、「環境問題」に関心がある学生の履修を希望します。
・第1回目から具体的な授業内容にはいりますので、受講希望者は出来る限り出席してください。また、可能であれば初回の授業でPCを持参してください(ネット接続についてはフォローします)