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国際協力特論
[25B2054]
科目名
Course Title
国際協力特論
[25B2054]
Advanced Lecture of International Cooperation
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種
グローバル文化学環
クラス
グローバル文化学環
コンピテンシー
◎協働力,◎他者理解力,◎省察的思考力
カラーコード
単位数
2.0
単位
履修年次
2
〜
4
年
担当教員
宮原 千絵
学期
後期
曜日・時限・教室
木曜
7
〜
8
限
文教育学部1号館304室
受講条件・その他注意
予めの専門知識は必要としません。授業で紹介する参考文献等を通じ、国際協力の重要テーマ、途上国の実情について議論・検討していきます。
他大学学生の履修を可としており、授業をオンライン(Zoomを使用したリアルタイム配信)で行う可能性があります。
アクティブラーニングアワー(ALH)として、1回分の授業を課題の実施(グローバル協力センター所蔵/独立行政法人国際協力機構(JICA)が制作・公開する図書・映像の講読・視聴、あるいはリアルタイムウェビナーへの参加)に振り替える予定です。
前期に開講する「平和と共生演習」(25N0005)及びリベラルアーツ演習I 国際協力とSDGs「[25A3468]と一部講義内容が重なります。履修登録の際は注意してください。
授業の形態
講義,演習
教科書・参考文献
特定の教科書は使用しません。参考文献(全てグローバル協力センター所蔵/全文ダウンロード可能)は授業の前後で提示・一部配布します。
ALH区分
ALH(自発的な学習時間枠)※を実施する
アクティブラーニングの技法
ブレインストーミング,映像活用学習
評価方法・評価割合
小論文(レポート)=50%(最終授業後に提出するレポートの内容),その他=5%(公開講座として実施する授業の大学ウェブサイト上での開催報告作成、その他グローバル協力センター広報への協力),授業への参加態度=25%(授業後に任意で提出を求めるアンケート回答状況・内容等で判断),ALH(自発的な学習時間枠)=20%(ALHの課題提出・発表有無・内容、他学生の発表に対するコメント・質問等で判断)
主題と目標
本講義は「国際協力学」の発展科目として、国際協力分野の重要事項について、より現場の視点と具体的な事例を紹介し、これらに基づいた考察を行います。時事問題にも触れながら、バランスのとれた理解を深めていきます。多様な文献・資料・映像・外部講師による講義などにより、国際協力の実際・現場の理解を深め、学際的・複眼的思考を養うことを目標にします。
授業計画
第1回
【オリエンテーション】授業の概要、到達目標を理解する。履修生の興味・関心を知る。参考資料(文献・映像)の主なものを紹介する。
第2回
【開発途上国の概観・SDGsについて】開発途上国の類型、現状について、参考データや映像を見ながら概観する。また、2015年9月に採択された国連持続可能な開発目標(SDGs)の概要・特徴・グローバルレベルでのモニタリング状況・日本での取組みの広がりなどについて概観する。
第3回
【国際協力の歴史】かつて被援助国だった日本がどのような経過をたどり援助国となっていったかについて、また他国と比較した日本の国際協力の特徴などについて概観する。事前に紹介する参考文献・映像を講読・視聴した所感・疑問などについて発表・ディスカッションを行う。
第4回
【JICAについて】開発途上国のSDGs推進を担う独立行政法人国際協力機構(JICA)の事業概要を理解する。事前に紹介する参考文献・映像を講読・視聴した所感・疑問などについて発表・ディスカッションを行う。
第5回
【開発途上国のSDGs達成に向けた取組み@】SDGs17ゴールのうち、「教育」「保健」「水・衛生」「気候変動」などからいくつかを取り上げ、JICAによる開発途上国の現場での具体的な取組みを理解する。事前に紹介する参考文献・映像を講読・視聴した所感・疑問などについて発表・ディスカッションを行う。
※外部講師による学内公開講座「SDGsセミナー」として開講する可能性あり。講師都合により、別の回に開講する可能性あり。
第6回
【開発途上国のSDGs達成に向けた取組A】SDGs17ゴールのうち、「教育」「保健」「水・衛生」「気候変動」などからいくつかを取り上げ、JICAによる開発途上国の現場での具体的な取組みを理解する。事前に紹介する参考文献・映像を講読・視聴した所感・疑問などについて発表・ディスカッションを行う。
※外部講師による学内公開講座「SDGsセミナー」として開講する可能性あり。講師都合により、別の回に開講する可能性あり。
第7回
【開発途上国のSDGs達成に向けた取組みB】SDGs17ゴールのうち、「教育」「保健」「水・衛生」「気候変動」などからいくつかを取り上げ、JICAによる開発途上国の現場での具体的な取組みを理解する。事前に紹介する参考文献・映像を講読・視聴した所感・疑問などについて発表・ディスカッションを行う。
※外部講師による学内公開講座「SDGsセミナー」として開講する可能性あり。講師都合により、別の回に開講する可能性あり。
第8回
【開発途上国のSDGs達成に向けた取組みC】SDGs17ゴールのうち、「教育」を取り上げる。お茶の水女子大学が取り組む「乳幼児ケアと就学前教育」分野の支援、アフガニスタン女子教育支援などの経緯や現状、大学が実施する国際協力の意義について理解する。所感・疑問などについて発表・ディスカッションを行う。
第9回
【JICA海外協力隊について】開発途上国で現地の人々と共に生活し、同じ目線で途上国の課題解決に貢献する活動を行うJICA海外協力隊の概要と現場での具体的な活動の内容を理解する。事前に紹介する参考文献・映像を講読・視聴した所感・疑問などについて発表・ディスカッションを行う。
※外部講師による学内公開講座「SDGsセミナー」として開講する可能性あり。講師都合により、別の回に開講する可能性あり。
第10回
【SDGs達成のためのグローバル・バートナーシップ】SDGs達成のためには政府開発協力だけでは十分ではなく、国際機関や市民社会、民間企業等と共創していくことが重要です。SDGs達成に向けた国内および国際的な連帯の状況を確認し、「自分」として何ができるかを考え、議論、発表する機会とする。
第11回
【課題の実施(図書・映像の講読・視聴:ALH)】
テーマ(仮):平和構築支援と緒方貞子さん
複数提示する開発途上国・SDGs・JICAに関する図書・映像(アーカイブ映像・リアルタイムウェビナー)の中から1つを選び、講読・視聴・参加し、概要と所感をまとめる。
第12回
【ALHディスカッション】
ALHの概要と所感の発表・ディスカッション
第13回
【開発途上国のSDGs達成に向けた取組みB】SDGs17ゴールのうち、「平和と公正」(平和構築支援)を取り上げる。JICAによる開発途上国の現場での具体的な取組みを理解する。所感・疑問などについて発表・ディスカッションを行う(ALHで関連の図書・映像を取り上げるため、より考察を深める機会とする)。
第14回
【外国人労働者とJICAについて】開発途上国のSDGs推進を担うJICAが、外国人労働者の課題に対し進めているアクションについて理解するとともに、市民社会、自治体がどのような取り組みを行っているかを概観する。所感・疑問などについて発表・ディスカッションを行う。
第15回
【まとめ(意見交換・議論)】授業で取り上げたテーマ・キーワードについて、事前に履修生に希望を聞いたうえでいくつか論点を提示し、意見発表、ディスカッションを行う。
時間外学習
授業の前後に参考文献を紹介するので、事前にできるだけ目を通しておくこと。授業に欠席する場合は、moodleにアップロードする/メールでの連絡・講義資料を必ず確認すること。また、外部講師による講義(学内公開講座「SDGsセミナー」として実施する予定)の大学ウェブサイト上の開催報告作成を指示することがある(「評価割合」の「その他」に該当)。
学生へのメッセージ
国際協力関連の科目を学ぶ方のみならず、予備知識のない学生の受講も歓迎します。担当教員は、国連機関をはじめ、民間企業、また、独立行政法人国際協力機構(JICA)で中東地域事業を担当し且つ駐在経験がある他、開発途上国支援の実務経験を幅広く有します。本講義を通じ、地球規模課題の全容を把握し、SDGsを自分ごととして捉え、自らアクションを起こす機会にしてもらえれば、と考えます。質問事項があれば、遠慮なくご相談ください。
学生の問い合わせ先
グローバル協力センター
info-cwed@cc.ocha.ac.jp