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教育開発論特論(実践論)
[25J2022]
科目名
Course Title
教育開発論特論(実践論)
[25J2022]
Educational Development (Practice)
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種
教育科学コース
クラス
人発
コンピテンシー
◎批判的思考力,◎問題解決力,◎エージェンシー
カラーコード
単位数
2.0
単位
履修年次
1
〜
2
年
担当教員
浜野 隆
学期
後期
曜日・時限・教室
木曜
3
〜
4
限
文教育学部1号館221室人社第2演習室
受講条件・その他注意
教育開発論特論(理論)を受講していることが望ましい
授業の形態
講義,演習
教科書・参考文献
教科書は使わない。参考文献は授業中に指定する
ALH区分
ALHを実施しない
アクティブラーニングの技法
ディベート
評価方法・評価割合
発表=50%,授業への参加態度=50%(授業内での発言頻度や内容等で判断する)
主題と目標
教育開発とは、主に発展途上国において社会的・経済的発展のために教育を量的に拡大させたり、質的に改善させたりすることです。開発をSDGsの視点からとらえ、実践していく際の課題について理解を深めます。この授業では、女子教育や幼児教育、教育の質や職業教育など、近年の教育開発の主要トピックを取り上げ、その背景と動向、課題等について理解することを目的とします。教育開発の実践に関する講義及び文献の講読を通じて、教育開発の実践、調査研究に関する理解を深めます。
授業計画
下記テーマについて、国際教育開発の実践(今期は特に、才能教育、ギフテッド教育の視点を多く含める)に関する文献購読を行う。また、プロジェクトの設計などの実務やデータ分析方法を習得する。
1.はじめに:発展途上国とは。教育開発とは。基礎用語。
2.豊かさと貧しさ、格差はなぜ存在するか、経済成長と幸福感
3.南北問題の歴史と開発理論、国際協力はなぜ必要か、国際協力とパートナーシップ
4.発展途上国における教育の現状と教育開発の国際潮流
「万人のための教育(Education for All)」とSDGsの展開
5.PDMとPCM
6.国際機関と教育開発、ODAの課題、国際教育協力の現状と動向、国際教育協力の実践例。
7.教育開発の今日的課題(1)初等教育の完全普及、教育行財政、分権化
8.教育開発の今日的課題(2)教育の質・学力、教育生産関数と効果的学校
9.教育開発の今日的課題(3)保育・幼児教育とECD(乳幼児発達支援)
10.教育開発の今日的課題(4)ジェンダーと教育、女子教育の振興
11.教育開発の今日的課題(5)中等教育と高等教育
12.教育開発の今日的課題(6)識字・ノンフォーマル教育、教育格差、周辺化、紛争と教育
13.国際理解教育と開発教育、ESD
14.教育開発の今日的課題(7)職業教育、スキルディベロップメント、若者の技能形成
15.教育開発の今日的課題(8)平和のための教育
時間外学習
課題が指示された場合には、必ず期日までに課題を実行すること。
学生へのメッセージ
教育開発は、日ごろ培ってきた教育学の知見を発展途上国の教育改善に活かしていくという、きわめて実践的な学問領域です。日本からの援助や提言が、発展途上国の教育政策や教育内容・教育方法の変容をもたらすこともあります。「教育学を何かに役立てたい」と考えている人におすすめです。