アントレプレナー演習(DX演習(製造業編))[25N3065]

科目名
Course Title
アントレプレナー演習(DX演習(製造業編))[25N3065]
Education Program for Entrepreneurs: DX technology
科目区分・科目種 全学共通科目 クラス 全学科
コンピテンシー
カラーコード
単位数 1.0単位 履修年次 14

担当教員 太田 裕治
学期 前集中

受講条件・その他注意
履修を考えている学生は自己登録した上でポータルサイト/moodleから開講に関する最新情報を取得してください。

特にありません。企業に出向くときは傷害保険に加入しているか確認してください。

◎2023年度にアントレプレナーシップ関連科目を大幅に増やしております。キーワード「アントレプレナー」で他の科目も検索してみてください。また、以下のページもチェックしてみてください。
https://www.te.ocha.ac.jp/gakubumenu/d014662.html

2025年度の工場実習先と実習日は以下の通りです。(日程確定)

株式会社ミスズ工業(長野県諏訪市、最寄り駅 JR中央線茅野駅)
https://www.miszu.co.jp/
2025年8月8日(金)(午前中に都内を出て、午後、工場実習、夜に都内へ戻る、日帰りの予定です。交通費を支給します。)

この工場実習の前後に座学の講義を学内にて行う予定ですが、それらの日程については、受講者と講師の間で後日調整します。まずは、上記の8月8日の工場実習に参加できることを確認の上、履修登録してください。不明な点は担当までメールしてください。(共創工学部教授 太田裕治 ohta.yuji@ocha.ac.jp)

授業の形態
演習

教科書・参考文献
特にありません。日頃から製造現場やロボットなどに関する情報を収集するように努めて下さい。

受講生の声:精密部品工場を見学し、製造現場でどのようにIoT化が進められているのかを学ぶことができました。普段見ることのできない自動化技術の最前線に触れられ、とても興味深かったです。とてもおススメです!東京を離れて長野県茅野市の空気に触れることもできて、大変有意義に過ごせました!

ALH区分
ALHを実施しない

アクティブラーニングの技法
フィールドワーク

評価方法・評価割合
実習成果=50%,発表=50%

主題と目標
アントレプレナー演習(DX演習(製造業編))〜製造業におけるメタバースとAIのデジタルツイン


工場の製造ラインにおいて、各種データを取得し、機械学習を中心とした処理を行うことにより、自動での不具合検知等を目標とした実習を行う。具体的な取得データとしては運転中の工作機械の機械振動、もしくは、作業工程における被加工物の画像などとする。計算機処理に際しては、コードを記述することのないノーコード手法に依るものとし、現場で処理を行うエッジコンピューティングとしてのDX手法を理解することを目標とする。 また、現在、製造業分野においてもメタバース技術の利用が急速に進んでおり、それらについての理解も深める。

具体的には、以下の@〜Dを理解することが目標となる(年度ごとに若干の変更があります)。

@工場の製造ラインを見学し、そこで何が行われ、どのようなデータが取集・加工・処理・送出されているか理解する。
A製造物の良否判定のためには、どのようなデータを収集することが必要か理解する。
B前記データを計算機上に集約する仕組みを理解する。
C集約された計算機上のデータに対し、ノンコードベースの機械学習処理などを行うことで、良否等の判定を行う手法を理解する。
D製造分野におけるメタバース空間の利活用についての理解を深める。

授業計画
注意 本科目は前学期不定期(夏休み期間中)の開講となります。授業日程に関しては、教員、受講者、関連企業との間での調整となりますが、工場実習日につきましては2025年8月8日にて確定としますので、ここに参加できることを確認下さい。

第1・2回 (日程は後日調整)

事前学習として、大学構内において、製造現場のDXについて基本知識を得ると共に、受け入れ先の工場が提供するテストデータに対し、機械学習処理を行う手法を理解する。データとしては、工作機械の振動データ(アナログデータ)、ないし、ワーク(工作物)の画像データなどである。

第3〜6回 株式会社ミスズ工業(長野県諏訪市、最寄り駅 JR中央線茅野駅)2025年8月8日(金)←日程確定、ここに参加できることを受講条件とします。交通費支給。

工場実習として凡そ一日を掛けた実習を行う。概ね、@受け入れ企業の概要説明、A工場の製造/計測ラインの見学、B製造ラインにおいてデータを収集した上で、機械学習などの処理を通じて、良否などの判定を行うプログラムの理解、C製造現場に関する総合的ディスカッション、という流れで工場実習を終える。

第7〜8回 (日程は後日調整)

事後学習として大学において、製造現場におけるDXの意義や共通点・課題点を振り返りつつ理解する。

時間外学習
近年は、生成系AIや人と協働するロボットの開発が製造の現場でも急速に進んでいます。それらの情報を収集してみてください。各回の授業は文系の学生も受講できるように工夫されていますので、是非受講して下さい。(学部、学科、コース、学年を問いません)

学生へのメッセージ
ふだん工場の製造現場にはあまり入ったことが無いと思います。実際に製造の現場に身を置き、何が起こっているのか見聞きし体験することで、新しい経験や理解が得られることと思います。

学生の問い合わせ先
担当者までメールで連絡してください。

entre-exchange@cc.ocha.ac.jp