共創工学フィールドワーク[25R0009]

科目名
Course Title
共創工学フィールドワーク[25R0009]
Fieldwork on Transdisciplinary Engineering
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 共創工学部共通 クラス 共創工学部
コンピテンシー ◎批判的思考力,◎創造的思考力,◎他者理解力
カラーコード
単位数 1.0単位 履修年次 24

担当教員 土山 玄
伊藤 貴之
大瀧 雅寛
太田 裕治
小口 正人
近藤 恵
長澤 夏子
元岡 展久
由良 敬
秋元 文
河合 英徳
TRIPETTE JULIEN
藤山 真美子
雨宮 敏子
伊藤 さとみ
宮澤 仁
埋忠 美沙
遠藤 みどり
佐藤 有理
Le Hieu Hanh
土田 修平
坂田 綾香
学期 通不定期

受講条件・その他注意
事前学習として訪問先企業等の事業内容(製品やサービス等)、産業における位置づけ等について受講生各自が調査すること。危険を伴うこともあるため、学生教育研究災害傷害保険等に必ず加入すること。関連する科目として、共創工学共通科目「技術と倫理」、文化情報工学基礎科目「情報と職業」を履修しておくことが望ましい。
また、本授業は各回テーマに沿った学外関係者を招待し、授業が行われる。このような特殊な授業であるため、実施参加希望を出した後に欠席(公欠等を除く)した場合、担当教員に事前に相談・報告するなど十分に配慮すること。無断欠席等は減点対象とする。

授業の形態
講義,演習,実習・実技

教科書・参考文献
授業中に配布する資料

ALH区分
ALHを実施しない

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=50%(見学ごとに提出),授業への参加態度=50%(見学姿勢、発言など)

主題と目標
授業の概要:
共創工学共通科目として2〜4年次のいずれかに通年で履修する科目である。
人間環境工学科・文化情報工学科の両学科の学生が履修する共創工学共通科目の一つであり、標準履修年次は2〜4年である。
モノづくり・コトづくりの現場およびプロダクトの社会実装の現場を見学することで、大学で学習した技術等が実際の企業や組織における生産活動においてどのように使われているか、また社会のニーズに応えるだけでなく、共創の観点から社会変革を促すようなイノベーティブなプロダクトが、社会とのどのような関係のもとで生み出され、どのように社会に実装されているかについて学習する。大学に設置されていない機械や設備の実物をみたり、モノづくり・コトづくりの実務者と対話したりすることで、企業や組織におけるモノづくり・コトづくりの実態と課題を理解し、さらに自らが技術者として働くことを念頭に置いて将来展望を考える。

授業の到達目標:
1. モノづくり・コトづくりの実際の現場において実践的な知識や技術を見学し、それらと大学で学んだ知識や技術との関係について考えることができるようになる。これを通じてモノづくり・コトづくりに関する今度の学習意欲の向上を図る。(発見力)
2. 技術者との対話を通じて、技術および情報を活用して社会の課題を解決したり社会変革を促したりするプロダクトを生み出すための発想力およびデザイン力を学習し、その向上に必要な資質やスキルについて認識できるようになる。(発想力、デザイン力、対話力)
3. 技術者との対話を通じて、技術者の社会人としての取り組みや考え方を知り、技術者として働くことの意義を主体的に考えられるようになる。(発想力、対話力)

授業計画
第1回 導入(演習)
本科目の授業の内容を説明し、主題と目標について理解する。また、受講方法と訪問先について説明する。(大瀧雅寛、長澤夏子、宮澤仁)

第2回 モノづくり・コトづくり現場の見学(製造業)(演習)
現代のモノづくりには、多様化する価値観に対応して個性や独創性が求められる。製造業企業の生産現場を訪問し、企画から需要調査、デザイン、プロトタイプ製作、プロダクト化までの多岐にわたる工程を見学する。ニーズに応じたプロダクトが生産される過程を学び、大学で学んだ知識や技術との関係について理解する。(発見力)(太田裕治、近藤恵、Julien Tripette、雨宮敏子)

第3回 モノづくり・コトづくりの実務者との対話(製造業)(演習)
第2回に引き続き、製造業に携わる技術者との対話を通じて、社会を安全で豊かにするプロダクトの開発とその実装において重要となる資質やスキル、社会での協働について理解し、合わせて当該業界のモノづくり・コトづくりにおける課題や展望について討論する。(発想力、デザイン力、対話力)(太田裕治、近藤恵、Julien Tripette、雨宮敏子)

第4回 モノづくり・コトづくり現場の見学(都市・建築の環境設計、環境産業)(演習)
都市・建築の環境設計は、安心・安全で快適・健康な生活に貢献するものであり、環境産業とも関わりがある。当該業界の開発・生産現場を訪問し、企画から需要調査、技術開発、システム・デザイン、ローカライズ、プロダクト化までの多岐にわたる工程を見学する。ニーズに応じた技術の開発やプロダクトが生産される過程を学び、大学で学んだ知識や技術との関係について理解する。(発見力)(大瀧雅寛、秋元文、元岡展久、長澤夏子、河合英徳、藤山真美子)

第5回 モノづくり・コトづくりの実務者との対話(都市・建築の環境設計、環境産業)(演習)
第4回に引き続き、都市・建築の環境設計や環境産業に携わる技術者との対話を通じて、豊かでサスティナブルな住環境や社会の仕組みを創造する際に重要となる資質やスキル、社会での協働について理解し、合わせて当該業界のモノづくり・コトづくりにおける課題や展望について討論する。(発想力、デザイン力、対話力)(大瀧雅寛、秋元文、元岡展久、長澤夏子、河合英徳、藤山真美子)

第6回 モノづくり・コトづくり現場の見学(情報サービス関連産業)(演習)
ICTやAI・データサイエンスおよびそれらを活用したサービスの高度活用は、安心して豊かな生活を営むことができる経済社会を実現するために重視されており、実際に経済社会においてさまざまに活用されている。ICTやAI・データサイエンスを活用したサービスを事業とする企業の生産現場を訪問し、需要調査から企画、システム・デザイン、データの編集・加工、プロダクト化までの多岐にわたる工程を見学する。ニーズに応じたICT・AI・データサイエンスサービスが生産される過程を学び、大学で学んだ知識や技術との関係について理解する。(発見力)(宮澤仁、伊藤さとみ、埋忠美沙、遠藤みどり、伊藤貴之、土山玄、 Le Hieu Hanh 、土田修平 、坂田綾香、佐藤有理)

第7回 モノづくり・コトづくりの実務者との対話(情報サービス関連産業)(演習)
第6回に引き続き、ICT・AI・データサイエンスを活用したサービスの生産に携わる技術者との対話を通じて、社会をささえ、暮らしを豊かにするプロダクトの開発とその実装において重要となる資質やスキル、社会での協働について理解し、合わせて当該業界のモノづくり・コトづくりにおける課題や展望について討論する。(発想力、デザイン力、対話力)(宮澤仁、伊藤さとみ、埋忠美沙、遠藤みどり、伊藤貴之、土山玄、 Le Hieu Hanh 、土田修平 、坂田綾香、佐藤有理)

第8回 振り返り、全体まとめ(演習)
この科目のまとめとして、企業等の見学を通じて学習した内容に基づき、大学で学んだ知識や技術と現場での実践との関係、社会実装されるプロダクトを生み出すための発想力・デザイン力に必要な資質やスキル、自らが技術者として働くことの意義について受講者全員で討論する。(発見力、発想力、デザイン力、対話力)(大瀧雅寛、長澤夏子、宮澤仁)

時間外学習
見学時の質問や技術者との対話における発言を基本に、発見力、発想力、対話力を評価する。また、見学ごとに授業目的と関連した事項から成るレポートを作成する。その内容を基本に発見力、発想力、デザイン力を評価する。

学生へのメッセージ
共創工学フィールドワークは各回のテーマが異なりますので、準備などが必要な場合は担当教員より連絡を行います。
時間は、講師との調整になるため、適宜連絡します。