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環境心理と調査法
[25R1021]
科目名
Course Title
環境心理と調査法
[25R1021]
Environmental Psychology and Research Methods
科目区分・科目種
人間環境工学科
クラス
共創工学部
コンピテンシー
○他者理解力,○問題解決力
カラーコード
単位数
2.0
単位
履修年次
2
年
担当教員
長澤 夏子
松本 阿礼
学期
後期
曜日・時限・教室
月曜
3
〜
4
限
生活科学部本館126室
受講条件・その他注意
建築士関連科目
授業の形態
講義,演習
教科書・参考文献
教科書:「住まいと街をつくるための 調査のデザイン インタビュー/アンケート/心理実験の手引き」 日本建築学会(編)
参考書:「都市・建築デザインのための人間環境学」日本建築学会(編)
ALH区分
ALHを実施しない
評価方法・評価割合
中間試験=20% 到達度テストを行う,実習成果=30% 演習の提出物を評価する,発表=30% 演習の発表を評価する,授業への参加態度=20%
主題と目標
授業の概要:
人間環境工学基礎科目群の共創系科目として2年次後期に履修する必修科目である。
はじめに、環境と人の行動や心理との関連について、おもに人の身近な生活環境である建築や都市などのフィールドを中心に概説する。そののち、こういった環境心理学の中で用いられる調査の手法について、演習を通じて実践的に学習する。環境に対する人の行動・評価をどのように扱い、収集するかについて、調査計画の考え方、アンケートの作成、質的調査など基本的な手法を理解・習得することを目的とする。
授業の到達目標:
環境心理学の概要について、人の身近な生活環境である建築や都市などのフィールドを中心に理解することを目的とする(専門知)。また、これらの環境心理学の中で用いられる調査の手法を学び、アンケート調査やインタビュー、行動調査を計画する演習を通じて実践的に学習する(発見力)(発想力)(デザイン力)(対話力)
環境に対する人の行動・評価をどのように扱い、収集するかについて、調査計画の考え方、アンケートの作成など基本的な手法を実践的に習得する。(発見力)
授業計画
第1回 ガイダンス
環境と人の行動・心理について知る。環境心理の課題図書の紹介をする。(専門知)(長澤夏子)
第2回 環境心理1)
物理心理学から始まる環境心理の系譜について解説する。(専門知)(長澤夏子)
第3回 環境心理2)
建築スケールでの環境認知とそれに伴って起こる行動、およびそれをふまえたデザインへの展開について解説する。(専門知)(デザイン力)(発見力)(長澤夏子)
第4回 環境心理3)
都市スケールでの環境認知とそれに伴って起こる行動、およびそれをふまえたデザインへの展開について解説する。(専門知)(デザイン力)(発見力)(松本阿礼)
第5回
課題図書演習の発表を行う。(専門知)(対話力)(長澤夏子)
第6回 環境心理4)
環境配慮行動(計画的行動理論/建築環境と環境負荷の課題に関連する人間行動モデルなど)について解説する。設定されたテーマについてグループディスカッションを行う。(専門知)(発見力)(長澤夏子)
第7回 調査法1)
研究方法の基礎と、各手法の概要・特徴/有効性と限界について解説する。(専門知)(発見力)(長澤夏子)
第8回 評価・測定方法1)
アンケート調査の基本と分析方法について解説する。(専門知)(発見力)(デザイン力)(松本阿礼)
第9回 調査法2)
実験室実験の基本と分析方法について解説する。(専門知)(発見力)(長澤夏子)
第10回 環境心理5) 建築・都市への展開例@
人間の知覚、認知の特性など環境心理をふまえたデザインの例、特に駅の事例を中心に紹介する。(専門知)(松本阿礼)
第11回 環境心理6) 建築・都市への展開例A
テリトリー、場所愛着など環境心理をふまえたデザインの例、特に商業空間の事例を中心に紹介する。(専門知)(発見力)(対話力)中間の確認テストを行う。(松本阿礼)
第12回 調査法3)・演習1)
アンケート調査の基本と分析方法について解説する。学生各自でアンケート調査を計画・作成する。(専門知)(発見力)(発想力)(デザイン力)(松本阿礼)
第13回 演習1)
演習1)のアンケート調査を学生間で実施のうえ、各自の作成したアンケート調査の課題点をグループディスカッションする。(専門知)(発見力)(デザイン力)(対話力)(松本阿礼)
第14回 調査法4)・演習2)
観察法の基本と分析方法について解説する。学生グループによる観察法の計画と実施を行う。(専門知)(発見力)(発想力)(デザイン力)(対話力)(松本阿礼)
15回
学生の演習発表と講評を行う。まとめ(発想力)(対話力)(長澤夏子/松本阿礼)
時間外学習
レポート課題を実施するにあたり、都市や建築の実例を足を運んで観に行くことで、理解がふかまります。
学生へのメッセージ
建物の空間や、都市空間に対して、人はどのような感情をいだくか。好み、使いやすさ、を感じることはあると思いますが、その結果、その場所での行動や振る舞いに現れます。直接的に感じることだけでなく、社会的な環境による無意識の振る舞いもあります。このような環境と心理を発見する方法を学びましょう。