統計学[26A0013]

科目名
Course Title
統計学[26A0013]
Statistics
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 基礎講義 クラス 全学科
コンピテンシー ◎批判的思考力,◎創造的思考力,◎問題解決力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 池田 和正
学期 後期
曜日・時限・教室
月曜 1 2 共通講義棟1号館304室

受講条件・その他注意
2024年は受講生の8割が1年生でした. 学年が上がって忙しくなる前の履修をお勧めします.
高校1年数T「データの分析」で習った平均, 分散, 標準偏差, 共分散, 相関係数, 検定, 高校1年数Aの「場合の数と確率」条件付き確率, 事象の独立, 期待値などは既知とします.
授業では, 高校2年の数Bの「確率分布と統計的な推測」とその続きを講義するので, 予習しておくとよいです.
文系の人も受講するので, 数IIIの内容は仮定しません. 例えば, ポアソン分布や正規分布に指数関数が出て
来ますが, 数IIIの内容は, その都度, 説明します.
「数IIIをやってないと, ついて行けませんか?」と言いに来る人の多くは高校1,2年の数学に不安があるので, しっかり復習しておくこと.
授業への参加度を重視します.欠席や遅刻, 途中退出は減点になります.
レポートや答案は返却しないので, 必要に応じて自分用の記録を残すこと.
約60分間講義をし, 約30分間小テストをします.
小テストは出席の確認を兼ねるので, 途中でも提出して下さい.

授業の形態
講義,演習

教科書・参考文献
教科書:2025年度後期の教科書は
高遠節夫 他著「新確率統計 改訂版」大日本図書 978-4-477-03425-6でした.
2026年度後期は未定です.夏の終わりに生協へ指定します.
参考書:
藤田岳彦,吉田直広著「大学1・2年生のためのすぐわかる統計学」東京図書 ISBN 978-4-48902-343-9
上野健爾監修「高専テキストシリーズ確率統計(第2版)」森北出版 ISBN 978-4-627-05562-9
村上哲也著「モノグラフ22 統計」フォーラムA企画 ISBN 978-4-894-28185-1
上野健爾監修「高専テキストシリーズ確率統計 問題集」森北出版 ISBN 978-4-627-05621-3
E.クライツィグ著「技術者のための高等数学7 確率と統計」培風館 978-4-563-00566-5
柴田文明著「理工系の基礎数学 新装版 7 確率・統計」岩波書店 978-4-000-29919-0

ALH区分
ALH(自発的な学習時間枠)※を実施する

アクティブラーニングの技法
復習テスト

評価方法・評価割合
期末試験=約32%,中間試験=約32%,授業への参加態度=約30%,ALH(自発的な学習時間枠)=約6%

主題と目標
授業のテーマ:
確率と統計の入門的講義を行う.
基本目標:
日常に出会う簡単なデータから, 直感的に正しい判断が下せるようになる. そのために, 以下に掲げたような具体的な確率や統計の問題解決を体感する.
到達目標:
(1) 期待値, 分散, 標準偏差の意味がわかり, 計算ができ, 性質を理解する.
(2) 有名な離散確率分布や連続確率分布を覚え, その性質を理解する.
(3) 標本(サンプル)からの点推定を行う手法とその性質を学ぶ.
(4) 信頼度の概念を理解し, 簡単な区間推定が行えるようになる.
(5) 片側検定, 両側検定, 帰無仮説, 検定統計量, 有意水準(危険率), 棄却域といった単語の意味を理解し, 簡単な検定が行えるようになる.
評価について:
体育, 実験や演習と同じで, 授業をサボタージュした人は評価が下がります.
例年, 文系の人も大勢いるので, 大学数学の知識の有無で差がつかないように配慮します.

授業計画
第1回
10/5(月) 教科書に沿って講義・演習を行う. 前半は確率・収束, 後半は推定・検定がメインである.
第1回に行うことは, 事象の定義, 確率の定義, 独立性.
第2回
10/19(月) 条件付き確率, ベイズの定理.
第3回
10/26(月) 確率変数とその分布, 期待値, 分散.
第4回
11/2(月) 同時確率分布, 標準偏差, 共分散, 相関係数.
第5回
11/9(月) 離散確率分布:二項分布, 幾何分布.
第6回
11/16(月) 離散確率分布:一様分布, ポアソン分布, 超幾何分布など.
第7回
11/19(木) 連続型確率分布:確率密度関数, 確率分布関数, 一様分布, 指数分布など.ALHとする.
第8回
11/25(水) 7回までの授業の復習とまとめ. イレギュラーな曜日なので注意すること.
第9回
11/30(月) 色々な確率分布, 点推定, 母平均の区間推定.
第10回
12/7(月) 母比率の区間推定.
第11回
12/14(月) 帰無仮説, p 値, 母平均の検定.
第12回
12/21(月) 母比率の検定.
第13回
1/4(月) 母分散の区間推定と検定,
第14回
1/18(月) 母平均の差の検定
第15回
1/25(月) 適合度の検定, 独立性の検定.
第16回
2/1(月) 9回以降の授業の復習とまとめ

時間外学習
前の週に指定した教科書の範囲を読んでおくこと. 授業でやった範囲の, 教科書の例題や問題を解くこと.
講義資料の問や小テストを復習しておくこと.

学生へのメッセージ
確率0なら起らない?
365/2<183人集まって, 初めて誕生日が同じ人のいる確率が50%を超えるだろうか?
A大とB大で, A大の方が学部生も院生も就職率が良ければ, 合計でも良いだろうか?
致死性の難病の検査で陽性になったらすぐに遺書を書くべきか?
1本300円の宝くじで, 1000万人に1人が4億円当たるものと, 2人に1人が80円当たるものではどちらを買いたい?
スーパーのレジで, フォーク並びと川の字並びのどちらが待ち時間が少ないでしょうか?
視聴率3%と言われたとき本当は何%?
こうした話に興味のある人は, 受講してみてください.
文系の人にもお勧めします.

学生の問い合わせ先
本人確認ができないこともあり, 個別にメール等で返信することはできかねます. ご了承下さい. 質問は授業やその前後でお願いします.