リベラルアーツ演習T[22A3257]

科目名
Course Title
リベラルアーツ演習T[22A3257]
Seminar of Liberal ArtsT
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 文理融合リベラルアーツ クラス ミクロな世界とマクロな世界の物理
コンピテンシー
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 12

担当教員 番 雅司
出口 哲生
左右田 稔
学期 前期
曜日・時限・教室
水曜 3 4 生活科学部本館123室

受講条件・その他注意
受講条件は定めないが、物理学などの自然科学に興味を持っていることが望ましい。

授業の形態
演習,対面授業のみ

教科書・参考文献
各担当者から、扱うテーマに応じた教科書・参考文献・資料を適宜紹介する。

ALH区分
ALHとして実施

評価方法・評価割合
実習成果=40%,発表=30%,授業への参加態度=30%,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=0%

主題と目標
自然界にはミクロからマクロまで様々な興味深い現象がみられる。ミクロな世界とマクロな世界で起こる自然現象を主題として、それら現象の基礎となる、物理学の基本的な考え方を理解することを目標とする。

授業計画
各教員がオムニバス形式で演習授業を行う。

(1) 現代物理学の歴史を力学に関して概観する。ガリレイやニュートンによる力学の誕生を解説し、
アインシュタインの相対性理論の分かりやすい導入を試みる。(出口哲生担当)
(2) 磁石で代表される磁性体、コンデンサーなどで使用される誘電体では、それぞれ、原子スケールのスピン、電気分極が巨視的スケールの秩序構造を形成している。物性物理学における磁性体や誘電体、さらに金属、半導体の基本を理解することを目指した議論を行う。(左右田稔担当)
(3) ミクロな世界の粒子の運動を支配する量子論の基本的な考え方を紹介し、日常の経験とは異なった不思議な考え方を理解することを目指す。そして、各自が興味を持った量子の性質、及びその応用を調べてもらい参加者全員で議論する。(番雅司担当)

時間外学習
履修者は、授業に参加して発表するために予習と復習が必要となる。具体的な内容については各担当教員から指導する。

学生へのメッセージ
履修者は積極的に参加し発表や議論を行うことが必要である。自らの力でしっかりと考え、自分の意見をまとめるプロセスを通して、物理学の基本的な考え方を理解してほしい。これは物理学を目指す者でなくても教養の幅を広げるという意味で非常に重要である。