各教員がオムニバス形式で演習授業を行う。
(1) 現代物理学の歴史を力学に関して概観する。ガリレイやニュートンによる力学の誕生を解説し、 アインシュタインの相対性理論の分かりやすい導入を試みる。(出口哲生担当) (2) 磁石で代表される磁性体、コンデンサーなどで使用される誘電体では、それぞれ、原子スケールのスピン、電気分極が巨視的スケールの秩序構造を形成している。物性物理学における磁性体や誘電体、さらに金属、半導体の基本を理解することを目指した議論を行う。(左右田稔担当) (3) ミクロな世界の粒子の運動を支配する量子論の基本的な考え方を紹介し、日常の経験とは異なった不思議な考え方を理解することを目指す。そして、各自が興味を持った量子の性質、及びその応用を調べてもらい参加者全員で議論する。(番雅司担当)
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